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【ネタバレ注意】プリキュアオールスターズF 琴爪ゆかりについて語らせて!

盛大にネタバレをまき散らしながら『プリキュアオールスターズF』の琴爪ゆかり(キュアマカロン)について記事を書きますので、まだ観ていない方、ネタバレを踏みたくない方は、ここでブラバしてくださいませ





ネタバレを踏みたくないみなさま、画面を閉じましたか?
では。以下、ネタバレを含む感想です。
映画全体ではなく、琴爪ゆかりのことしか書いていないので、そこんとこ夜露死苦。


映画『プリキュアオールスターズF』を観てきたよ

2023年9月15日公開の映画、『プリキュアオールスターズF』を初日に観てきました。

15周年の『HUGっと! プリキュア オールスターズメモリーズ』で、かなりレベルが高いことをやっていたので、「20周年映画、どうなるんや……、あれと比較されるんだぞ?」と、ただの観客のくせに、勝手に不安を抱いていましたが、心配無用でした。めっちゃ素晴らしかった! 退屈するヒマが一瞬もない。怒濤のオールスターズ映画でした。

今回の映画は「オールスターズ」と銘打ってはいるものの、なんせ歴代プリキュアは総勢78名。72分の尺に、全員をまんべんなく出せるわけがありません。

現行キュアの『ひろがるスカイ! プリキュア』は、とうぜん全員出演します。
直近三代(ヒープリ、トロプリ、デパプリ)からは、センターの桃キュアと追加戦士の各二名ずつ。
そして2015年~2019年の五代(Goプリ、まほプリ、プリアラ、はぐプリ、スタプリ)から、各一名のプリキュアが選抜されています。

わたしは、2017年放送の『キラキラ☆プリキュアアラモード(略称・プリアラ)』のファンなのですが、わがプリアラからは、キュアマカロン(琴爪ゆかり)が選抜されました。

わたくし、キュアショコラ(剣城あきら)とキュアマカロンが、歴代プリキュアの中でも一番好きなので、ゆかりさんが選ばれたことが本当に嬉しく、歓喜に打ち震えました。

琴爪ゆかりは「キュアバタフライチーム」に配属

映画の中で、ゆかりさんはキュアバタフライチームに所属しています。

成人・聖あげは、見た目だけは大人の風鈴アスミ、惑星サマーンでは成人扱いの羽衣ララ、大人っぽい高校生・琴爪ゆかりの四人からなる「大人チーム」です。

まずは、こちらのバタフライチームのショートPVをご覧ください。

ここで注目してほしいのが、ゆかりさんがララに言い放つ「疲れる子ね」というセリフ。
気位の高い、ゆかりさんらしいセリフではありますが、われわれプリアラファンは「あれ?」と違和感を覚えたのです。

「ゆかりさん、『映画 プリキュアミラクルユニバース』で、ララと共演している(それも、ラストシーンでは一緒に天体観測をするくらい仲良くなっている)はずなのに。なんでお互い初対面のような、冷たい態度を取っているんだろう?」

ここで映画の設定についてネタバレ

さて。ここで盛大なネタバレをします。

今回の映画、じつは物語のスタート前に、強大な力を持つ敵(シュプリーム)とプリキュアオールスターズが戦い、プリキュア側が大敗した――という設定なのです。そして、地球もろとも粉々にされ、消滅。

この戦いのあと、シュプリームが「プリキュアとはなにか」「プリキュアの強さとはなにか」に興味を持ち、バラバラになった地球を寄せ集めて、世界を再構築した。
そして、自分もプリキュアみたいなコスチュームを着て、プリキュアの妖精に似た小動物(プーカ)を作り、自分で作った怪物を相手にプリキュアっぽく戦う。

映画の世界は、シュプリームが「プリキュアごっこ」をして遊ぶために作られた世界だったんですね。

シュプリームのきまぐれで再構築された世界の中、消滅せずたまたま巡り会った、スカイチーム(ソラ、ゆい、まなつ)、プリズムチーム(ましろ、あまね、ローラ、のどか)、ウィングチーム(ツバサ、エル、さあや、はーちゃん、はるか)、バタフライチームの四組の視点で、物語が再スタートする――、という設定です。

そういう訳で、映画の序盤に出てくるプリキュアたちは、いろいろな記憶を失っています。
一緒に戦った、約80人ものプリキュアの存在を、みんなきれいさっぱり忘れている。お互いがプリキュアだと知っているはずなのに、各チームメンバーが「はじめまして」と出会い直す。

なので、「疲れる子ね」と言い放った、このときのゆかりさんは、『映画 ミラクルユニバース』でララ(キュアミルキー)と一緒に戦ったことも、忘れているんですね(約十日後に二回目観てきたんですが、「見知った仲でもないし」みたいなことも言ってた)
この設定、今までのオールスターズ映画と今回の映画の整合性を保つ役割も果たしていて、「うまいな」と思いました。

二回観ただけなので、記憶違いや解釈の間違いがあったらごめんなさいなのですが、物語の序盤でプリキュアたちの記憶に残っているのは、

・自分がプリキュアであること
・自分が住んでいた街のこと

この二点は確実に覚えているっぽい?

自分が所属しているシリーズのメンバーのことは、覚えているプリキュアも多い。
例えば、トロプリのまなつは「トロピカる部」の仲間のことを語っているし、ひろプリは、全員仲間のことを覚えています。さあやちゃんやはーちゃん、はるはるも「友達のことは覚えてる」と明言している。

でも、ゆかりさんは、自分の所属していたプリアラのメンバーのこと覚えてるのかな……、と不安になるくらい、過去のことを想起しないんですよね。
よそのプリキュアたちの手前、ゆかりさんが意地を張って、「キラパティのみんなはどこにいったの? 恋しい、寂しい、会いたい」と思っている様子を見せていないだけかもしれないけれど。

あと、ゆかりさん、プリアラ本編の一年間で自分自身が成長したことも、どうも忘れてるっぽいんですよね……。

しかし。
「自分自身の成長を忘れている」おかげで、今回の映画ゆかりさんは、プリアラの一年で学んだことを、もう一度なぞりながら再成長していくのです。ゆかりファンにとって、ほんとうにおいしい展開でした。

琴爪ゆかり初登場シーンについて

まず、一番最初にキュアマカロンが出てくるシーン。
マカロンは他のプリキュアたちと共闘せず、ひとりでさっさと怪物を倒してしまいます。

そして、「みんなで一緒にいたほうがいい」と提案するララに、
「疲れる子ね」
「わたしはひとりでいるのが気楽だわ」(ごめん、セリフは曖昧です)
と言い捨て、みんなとは別方向に去ってしまう。

これ、5話のゆかり初登場~10話であきらとの距離が近づくまでの、「他人にまったく心を開いていない、プリアラ序盤の自由で気まぐれで高慢ちきな琴爪ゆかり」そのものなんですよね~。

ララに対して苛立ちをあらわにするのも、プリアラ初期の頃、あきらに対して「誰にでも優しくする、自分の意見がないみんなの王子様」とイラついていたのと似ている。

もっと言えば、「自分の心が傷つく前に、彼(ジュリオ)を傷つけて自分を守った」ゆかりさんとも重なるものがあります。
寂しさや不安、脆い心を隠すため、きつい言葉でララを拒絶して、みんなに背を向けてしまう。
その意地っ張りが愛おしいよ、ゆかりさん……。

琴爪ゆかり、雪山で遭難する

その後、雪山の洞穴で凍え、意識を失いかけていたゆかりさんの元に、ヒープリのラテ(ヒーリングガーデンの王女さま。犬)が救助に来て「わんわん」とほえるのですが……。

ゆかりさんは朦朧とした意識の中で、「ゆかり、ゆかり……」と呼びかける人物の声を聞きます。
ファンであるわたしたちは、その人物の声と服装から

「キター! 剣城あきら! あきゆか来ました!! 公式供給、ありがとうございます!!!」

と心の中で快哉を叫んだわけですが、……ちょっと待って、ちょっと待って。冷静になろう。

「犬(ラテ)の鳴き声を聞いて、あきらを思い浮かべるの、ゆかりさんちょっとビョーキだな?」

たしかにキュアショコラは、「いぬチョコレート」のプリキュアなんですけど、「わんわん鳴く犬=あきら」となるの、ゆかりさんってばあきらのこと大好きすぎだし、それ以前にあきらのことを「犬」だと思ってるんだね……。

雪山洞穴シーンでもうひとつ。
ゆかりさんは朦朧としながら、あきらの姿と声を思い浮かべてるのですが、首から上が暗くなっていて、顔が判然としなかったのですよね。

わたくし、声と服装で「剣城あきら、キター!」と興奮状態になってしまい、記憶があいまいなのですが(笑)、たしかここの描写では、あきらの顔ははっきりと描かれていなかった……、と思います。
ここ、もう一回ちゃんと観て確かめたいですね(二回目観てたしかめてきた。やはり、あきらの顔ははっきりとは描かれていなかった)

つまり、犬の声を聞いて連想するほど大切なあきらのことを、ゆかりさんはぼんやりとしか覚えていない可能性があるってことですね。

雪山洞穴の琴爪ゆかりは、プリアラ25話のゆかり

さて。
あきゆかの話から、映画の雪山洞穴シーンの話に戻ります。

自分の知らない世界の中、脆い心を隠して意地を張り、単独行動を取った琴爪ゆかり。遭難するほど追い詰められているのに、自分からは誰かに助けを求められない。

これ、さっきも言ったけど、プリアラ初期~中期の琴爪ゆかりなんですよね~。
もっと言えば、この洞穴シーンのゆかりさんは、伝説の百合回であるプリアラ25話の琴爪ゆかりっぽいな、と思いました。
強がりと、ララを冷たく拒絶してしまった後悔、子どもっぽくすねる気持ちが絶妙に入り混じった、彼女の脆さや繊細さがよく表現されていたシーンでした。

足湯に入る琴爪ゆかり

ラテを追いかけてきたあげはとアスミ、ララに助けられた琴爪ゆかり。なぜか雪山に突然現れた、(どこかで見たことがある)足湯で暖を取ります。

一番最初のシーンでも思いましたが、あげはさんがゆかりさんのことを「ゆかりちゃん」って呼ぶの、めちゃくちゃ新鮮ですね。
ゆかりさんの方も特に嫌がったり反抗したりもせず、素直に「ゆかりちゃん」呼びを受け入れてるし。

あげはの方がゆかりより二歳年上なので、「ゆかりちゃん」と呼ぶのは不思議ではないのですが、今までゆかりは他のプリキュアから「ちゃん」呼びされたことないからね~。
強く気高く大人っぽい仮面の下に、スネスネの幼さと甘えん坊さんを隠し持ったたゆかりさんが、「ゆかりちゃん」と子ども扱いされてるの、じんわりと良いですね。でもあげはさん、アスミは「アスミさん」って呼ぶんだね。

足湯に入りながら、ゆかりさんはララと仲直りをするのですが……。
ここがまさにプリアラ25話の琴爪ゆかりなんです。

最初は素直になれず、ララやみんなから目をそらしているゆかり。
プリアラ25話で、あきらに「ひとの心で遊ぶのはよくない」と叱られ、翌日もあきらの目をまっすぐに見られなかった、あのときの琴爪ゆかりそのものでした。

ララから「ごめんルン(中略)、ゆかりの気持ちを考えてなかったルン」と歩み寄られたゆかりさん。あげはさんに背を押してもらったこともあり、ララに「ありがと」とぽそりと礼を言います。
ここ、45話クリスマス回で、いちかちゃんにぎゅっとしてもらったときのゆかりさんっぽいですね!
でもって、仲直りのごあいさつとして、ララのセンサーに指先でちょんと触れます。

洞穴から仲直りまでの一連のシーンの琴爪ゆかりの表情!
プリアラ伝説の25話。勝負スイーツ「チョコマカロン」を一緒に作るシーンで、あきらがマカロナージュするボウルを支えながら、ぽつりと「ごめんなさい」と謝ったときの琴爪ゆかりさんとそっくりじゃないですか!
いやー、ありがとうございます! ありがとうございます!
あきゆか民の妄想? いいんだよ、妄想で!

仲直りを機に、ララやあげは、アスミと行動をともにすることにした琴爪ゆかり。
アスミが「この足湯、自分が知っているところと似ている」と言ったのを受け、ふと何かに気づいた様子を見せます。ゆかりさんの視線の先には、とあるシルエットが……。
このあたりから、勘の良さと鋭い洞察力を持つ琴爪ゆかりが、この映画のメンバーに抜擢された意図が、われわれ観客にもわかってきます。

琴爪ゆかりの「魔法の指」は健在


バタフライチームの前に現れた、巨大な虎のような怪物を、ゆかりさんは顔色ひとつ変えず、指先でこちょこちょして手懐けてしまいます。
いちご山の妖精や猫たちを虜にした、ゆかりの魔法の指は健在なのです。足湯では、ラテもゆかりさんに撫でられて気持ちよさそうにしてたし。

ゆかりが手懐けた怪物に乗り、バタフライチームは解決の手がかりになりそうな、謎の城を目指します。

澄ました顔で怪物の背に乗る琴爪ゆかり。このころには、バタフライチームのみんなに、だいぶ心を開いているようでした。

ラスボスの正体を見破る琴爪ゆかり


それぞれ仲を深めながら、謎の城を目指す各チーム。お城のお膝元の街で、「この世界のひとたち、なんか変じゃない?」と、違和感を抱きはじめます。
街のひとたちは、「城に君臨する魔王アークが、自分たちを支配している」と言う。とりあえず、その魔王を倒せば、元の世界に帰れるかも! と城に向かう各チーム。
このあたりはソラとましろの物語で、琴爪ゆかりはあまり出てこないので、割愛します。

城の内部に突入する、四チームのプリキュアたち。魔王と戦う気満々で飛び込んだのに、超強いはずの魔王は、プリキュアたちの目の前であっさり倒れてしまいます。

あれ? と思っていると、なぜかシュプリームが、倒れた魔王を消滅させてしまう……。なんで? なんで?
なにが起こっているのかと、混乱するプリキュアたち。ひとりでなんかよくわからんことを語っているシュプリームに、「???」と思いながら、バタフライが近づこうとしたとき。われらがマカロンが「近寄らないで!」と叫びます。

本当の危機が迫っていることに、真っ先に気づいたマカロン。バタフライを引き留めようとして、シュプリームの攻撃をくらい、吹っ飛ばされてしまうのです。

あの、逃げ足のはやいキュアマカロンがですよ? 他のチームのプリキュアをかばおうとして、一番最初に吹っ飛ばされ、ひとりで壁にめりこんでるんです。

もちろん今までだって、マカロンが敵に吹っ飛ばされたり、壁や地面に叩きつけられたことは何度もありました。
が、「頼りにしているプリアラのメンバーが誰もいない状態」で、「他のシリーズのプリキュアをかばう形」かつ「一番に」「ひとりだけ犠牲になった」ことって、今まで一度もなかったのではないでしょうか。あったっけ? ないよね?

映画の冒頭で、ララを冷たく突き放し、単独行動を取った琴爪ゆかり。
そのゆかりさんが、このシーンで、プリアラ一年間で学んだ「仲間への信頼と絆」を、完璧に取り戻すわけです。
45話、留学を決意するクリスマス回で「どんなに距離が離れようと、わたしたちは、ずっと心は一緒にいるの!」と言い切ったゆかりさんを彷彿させます。

そして、ここでゆかりさんが、持ち前の勘と洞察力の鋭さを見せます。「この世界に、わたしの街の『いちご山』があった」と。
自分たちが放り込まれた世界が、元の世界をバラして再構築したものだと、マカロンが一番に勘付くんですね~。

その後、地球の精霊であるキュアアースが、「この世界から地球の気配を感じる」と付け加えることから、バタフライチームがただの「大人チーム」ではなかったことがわかるわけです。

オールスターズFの”F”は、”Futari”の”F”?


ここからは、怒濤の戦闘シーンに入っていきます。
一度、プリキュアを壊滅状態にし、地球を破壊したシュプリーム。圧倒的な強さで、ふたたびプリキュアを追い込んでいきます。

最後に残ったのは、スカイとプリズム、そしてエルちゃんとプーカのみ。
絶体絶命の危機に、エルちゃんとプーカが覚醒。エルちゃんはキュアマジェスティに、プーカはミラクルライトの力で、シュプリームの世界を壊し、もとの世界を再構築しはじめます。

この映画のタイトルが発表されたとき、「Fってなんだ……? まさか、FinalのFじゃないよね?」「FriendのFだよ、きっと……」と、ファンたちが「プリキュア終了」の恐怖に怯えていましたが、おそらくFriendのF……、もっと言えば、「ふたり(Futari)」のFなんじゃないか、と思うくらい、ここからのシーンは「ふたり」が強調された演出になっていました。

たとえば、初代のなぎさとほのか、S☆Sの咲と舞、フレプリのピーチとイースなど、歴代の「ふたり」が次々手を取り合いながら復活していきます。

あきゆか、待ってました!


わがキュアマカロンの、「ふたり」の相手、キュアショコラも復活します。
チョコブレードを構えたショコラが下手側からマカロンを迎えに行き、マカロンも上手側から飛んできて合流するの、胸熱!
他のプリキュアたちが、親友との再会を喜び合うなか、ショコラとマカロンだけ、なにか雰囲気がちがう。まるでデートの待ち合わせ。

「遅かったわね」
「待たせたかい?」(わたしとしたことが、興奮しすぎて最推しショコラのセリフの詳細を忘れている。二回も観たのに! だって、心臓バクバクしちゃうんだもん!)
ここで、マカロンが頭上を飛んでいくミルキーとちらっと視線を交わし、「いいわ、退屈しなかったから」と言うの、いいですね。
映画冒頭では、不安や寂しさを押し隠して、ララを突き放したゆかりさん。「退屈しなかった」は、ゆかりさんにとっての最大の賛辞ですからね~。
プリアラのメンバーがいなくても、自力で他チームのプリキュアと仲良くなれたよ、ゆかりさん。

それを受けて「そう」と答える、ショコラの余裕。
「ゆかりがよそのプリキュアと仲良くなれたのは良かったけど、まあ、ゆかりの相手はわたしだから」という、ぜったいの自信があるからこその「そう」ですよね〜!!!
「ほんとうは寂しかったのに、強がっちゃって。かわいいね、ゆかり」とも思ってそう。
でも、「すこし妬けるな(キャラソン『ショコラ・エトワール』より)」って含みもあったかんじもするな~!!! ショコラの焼きもちもいいな~!!!

ぴったりと背中合わせで寄り添い、キャンディロッドを構えるふたりは、プリアラ45話のショコマカそのものです。ありがとうございます! ありがとうございます!
あと、29話でショコラから「マカロン……、いや、ゆかり、戻ってこい!」と手を伸ばされ、エリシオの鏡から脱出してきたマカロンとも重なりますね。「ちょっと遊んできただけよ」みたいな。

ここまでよくがんばったね、ゆかり。すごいよ、ゆかり。きれいだよ、ゆかり。

エンドロールでまた死んだ


雪山洞穴のみならず、クライマックスシーンでもあきゆかをぶち込まれ、無事死亡したわれらあきゆか民。

「ああ、2023年に新規あきゆかを拝めるなんて。ありがとうございます……、ありがとうございます…………」

魂が抜けた状態で、歴代シリーズの名シーンが流れるエンドロールを眺めていたところに、われわれは最後のパンチを食らいます。

まさかのプリアラ25話。
「見せてよ、ゆかりの気持ち。ぜんぶ受け止めるから」の、あきゆかのあのシーンが流れるなんて思わないじゃないですか。みんなが復活していくところでも、このシーン流れてたな。
いや、名シーンだけどさ。そこはセンターのいちかちゃんとの「ぎゅって。お願い」じゃないのかーい(笑)

でも、最後の最後まで、濃いあきゆかを見せてくださって、ほんとうにありがとうございました。

推しのこと語りすぎですね、すみません

長々と、『プリキュアオールスターズF』の琴爪ゆかりとあきゆかについて語ってしまいました。
メインのひろプリや、バタフライ以外のチームについて、まったく言及していなくてすみません。
約8000字。琴爪ゆかりとあきゆかのことだけで、これだけ語る自分が怖いです。

そんなわけで。われらがキュアマカロン、琴爪ゆかりが活躍する映画『プリキュアオールスターズF』、ぜひぜひ観てくださいね~♪




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