tatsuthai

タイの海辺街から。読書と英語。愛読書は源氏物語とプルースト。 to read, to think, to love, to hope, to pray,—these are the things that make men happy(John Ruskin)

ジェーン・エアに挿入された詩

シャーロット・ブロンテ『ジェーン・エア』
Charlotte Bronte, Jane Eyre
作中に挿入される歌(詩)がとても良くてノートに書き写してしまいました。
拙訳ですが対訳を掲載します。

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My feet they are sore, and my limbs they are weary;
Long is the way, and the mountains are wild

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ホイットマン A SONG FOR OCCUPATIONS

アメリカの詩人ウォルト・ホイットマンは1819年生まれで、今年生誕200年。ぼくの大好きな詩人の一人です。
ホイットマンを読んでいると、まるで自分に向かって語りかけられているような、自分あてに書かれた手紙のような、そんな言葉に出会うことがあります。
そんな中でも特に大好きなA SONG FOR OCCUPATIONS.の一番最初の詩を紹介します。拙訳ですが、おつきあいください。

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A S

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フェルメール展とプルースト

フェルメール展に行ってきた。
東京の展示はもう終わっているので、大阪市立美術館まで行った。
大阪に来るのはこれが初めて。(今日は雨天のため梅田地下街のカフェでこの記事を書いている)
プルーストを読んでいなかったら、大阪までフェルメールを見に来ることはなかっただろう。

プルーストは『失われた時を求めて』の中でも有名になる前のフェルメールを何度も取り上げていて、その慧眼、審美眼はやはりすごい。
主要

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リルケとプルーストとインドカレー

日本の本屋さんに行ったら入手しようと思っていた本のひとつにリルケの詩集がある。
(サリンジャーの短編がきっかけ)

新潮文庫の『リルケ詩集』を買ったのだけど、学生時代にも同じものを持っていたので再購入ということになる。海外の詩集の入口として新潮文庫を読んでいた人、読んでいる人はぼく以外にもたくさんいるはずで、昭和から刊行され続けていることを考えると世代をこえた共通体験なのではと思うのだけどどうだろ

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WEB読書会『消え去ったアルベルチーヌ』

Twitterでプルースト『消え去ったアルベルチーヌ』を読む会を開催します。
京都で開催されていた『消え去ったアルベルチーヌ』を読む読書会イベントの情報を見て、すごく羨ましくて、Web読書会みたいなことができたらいいなあとツイートしたら賛同してくれる方がいらっしゃったので、やってみることにしました。

『消え去ったアルベルチーヌ』は私がプルーストを読むきっかけにもなってくれた本です。

『失われた

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騎士団長殺し

日本にいた頃は村上春樹さんの新作が出れば読んでいたのだけど、タイに来てからは日本のことに疎くなっていて、ようやく『騎士団長殺し』を読んだ。

喪失、冒険、悪との対峙。

「いつもと同じ話」だと批判的に言われることもあるみたいだけれど、ぼくとしてはいつもの歌声が聴きたいというか、あの独特の読後感に浸りたいという気持ちもあって読むので、むしろ安心する。

今回の作品は、語り手の「私」が読み手のぼく自身

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