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非日常の世界「アイスランド 」

遠くの地への旅が本当に貴重なものだったと実感しているこの頃です。建築家にとって創造のインスピレーションは建築を体験することだけではないのは言わずもがなです。

建築だけではなく、街、文化、自然や人などあらゆるものが創造の源です。特に自然から得られるインスピレーションはとてつもなく豊かです。もちろん、得られるだけでなく、ごちゃごちゃとした頭の中をいったんリセットしてくれます。

そこで、私の中で創造の源泉になっている中のひとつを紹介したいと思います。それが「アイスランド 」の景観です。訪れた時は、まるで、他の惑星にでも来てしまったかのような非日常感を味わうことができました。撮影した写真を幾つか挙げてみます。

透明度の高いブルーの氷が左に浮かんでいる
空の不思議な色と単調な景色が作り物のよう
氷の洞窟。クリスタルのよう
写真からは分かりませんが、
氷の粒が風と共に横から叩きつけてくる
海岸に流れ着く氷の塊
神秘と畏敬が同居する水の質感
遠くまで何も無い。
生きて帰れるだろうかと思ってしまう。
生命はいるのか。
雄大な景色。空、いや、宇宙が近い。
氷の斜面と月
波と一緒に氷が打ちつける海岸
氷河の河口にて。

最後の写真でフードをしていますが、フードを脱いだら5秒以内に耳が痛くなります。「寒い」「冷たい」という感覚はこないです。真っ先に「痛い」です。

ときに、非日常の感覚、特に生命の危険を感じる感覚を、人間は欲しているのでしょうか。
良い刺激になりました。

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