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少しでも就活生のためになればいいなと思って書きました。

新卒入社した会社で5年目になり、ふと「自分は学生時代に思い描いていたキャリアを築けているかな」と顧みることがありました。また、自分自身が若手の出口にも差し掛かっているので、改めて自分のキャリアについてちゃんと考えてみようと思っていました。
同時にギリギリ就活生の気持ちもまだ理解できて、かつそこに少しでも有益な情報を添えることくらいまだできるのでは? という想いから書き始めました。

少し前に『マッチャ―』というオンラインOBOG訪問サイトで就活生と話をする機会がありました。

コロナ禍なのでオンライン面談でしたが、学生と話す度にかなり有難られ、実際に就職したい企業に内定をもらった学生や、私がいま務めている会社に入社した学生もいて「少しは有意義なことができているのでは?!」と思いnoteにまとめようと思ったのです。

これから書く内容は、就活生のためになったらいいなという一心でまとめたものですが、現在転職活動をしている友人と話していても「本当にお前と話してよかった」と言ってもらうことも多く、その同期が活き活きと転職活動をして、入りたい会社に入ったという例もあったので、さらーっと見てもらえたら嬉しいです。

まず、大きな期待を持って、このnoteを読み始めてくれている学生もいると思うので先に言っておきます。

ごめんなさい。

このnoteには、採用担当者が飛びつくようなエントリーシートや履歴書の書き方はまとめられていません。

書いているのは、大切な『行動』と私が実際にやってきたこと、そして学生と話していて頷いてくれた回数が多かったものです。
その内容は下の3つです。

①何よりお礼(自分から伝える)
②批判的視点を持つ
③大きな夢から小さな現実へ

そして、3つにプラスして、ちゃんと「自分の言葉で話す」ということです。

学生にどんなことが気になっていますか?と質問する、大体以下の内容が返ってきます。
・どうすれば内定をもらえますか?
・エントリーシートを添削してください?
・どんなガクチカをつくればいいでしょうか?

私が就活の時、そして人事部として新卒採用をしていた時、いずれも大切だと感じたのは上記のような部分ではなかったです。もっというと、上記のようなものはうまいエントリーシートを真似たり、面接の練習をすればある程度養うことができる力です。なので、練習頑張ってください!

以下からは私が大切だと思っている内容を具体的に解説していきますね。

①『お礼』が超大事!


みなさん、説明会や面接後にちゃんと担当者にお礼を言っていますか?


「そんなの当然です!」と突っ込まれているかもしれません。。。
オンラインで退室ボタンを押す前に「ありがとうございました」。そして、リアルな会場で行われたのであれば、エレベーターの扉が閉まるまでちゃんと頭を下げています、と言われちゃいそう。

今回伝えたいのは、退室ボタンを押した後、会社を出た後にお礼を言っているか、ということです。

「え? どゆこと?」「終わった後にお礼って何?」と思いますよね。

説明会やセミナーであれば、申し込みサイト(マイナビやリクナビetc.)に採用担当のメールアドレスが大体掲載されています。そして、面接が進んでいくと採用担当者のメールアドレスを知ることもあるでしょう。

そのメールアドレスに、説明会(または面接)のお礼/感想/少し熱量を込めったメッセージ、の3つを書いて送っちゃいましょう。

学生時代に採用担当者に実際送ったメールを以下に記載しちゃいます。
===========================
こんにちは。○○(名前)です。
先日の役員面接、誠にありがとうございました。
○○様とお会いして、御社の事業の今後の展開や
そこに挑む社員の方の姿勢に感動し、深く共感しました。
最終面接へ進むことができ、大変嬉しく思っております。
===========================

「人事は忙しいだろうし送って迷惑じゃないでしょうか」とよく聞かれますが、迷惑か迷惑じゃないかは正直分かりません。笑
その担当者の性格によるでしょう。また忙しかったり、学生からの連絡には基本的には答えないようにしている企業は何とも思わないかもしれません。

しかしながら、採用担当も「人間」です。

採用担当を経験したことから言えることは、就職活動は「印象に残るか」の勝負です。
面接で手ごたえがあったと思っていても、本当に手ごたえがあったのかや印象に残ったはコントロールできることではありません。であれば、できることはすべてやった方がいいです。

お礼メールをしたって意味ないと決めつけないで、やれることはやりましょう!

②批判的思考で情報を集める

 

次のポイントは「批判的思考で情報を集める」です。

皆さんは、「ロジカルシンキング」と「クリティカルシンキング」という2つの言葉を聞いたことがあるでしょうか。
私の感覚的にロジカルシンキングは聞いたことがあるけど、クリティカルシンキングはあまり聞いたことがないかと思います。
(どっちも聞いたことあるよ!という方はこの部分は飛ばしてください笑)

簡単に説明すると、、、
■ロジカルシンキング
ロジカルシンキングは、物事を論理的に捉えて考える思考法で「論理的思考法」とも呼ばれます
■クリティカルシンキング
クリティカルシンキング(critical thinking)とは批判的思考を意味しています。主観や私情に流されることなく、物事を平等な目線で判断をする思考を指します。
(引用:https://news.mynavi.jp/article/20200912-1258483/)

2つの思考法に優劣があるわけではなく、私は就活時にクリティカルシンキングを最大活用していました。
クリティカルシンキングを分かりやすく言うと「ツッコミ力」です。どんどんツッコむことで本質に近づいていきます。
企業のあるべき姿が表現されている企業理念や経営理念をとっても、「ツッコミ力」が活かされます。

例えばソフトバンクの経営理念「情報革命で人々を幸せに」を例にとって、どんどんツッコんでみます。
・そもそも情報革命ってなんやねん!
・人々ってどの範囲やねん!
・幸せは人それぞれだろ!
そうです。いい感じです。こうやってツッコむと考えることが出来るようになります。

ツッコんで考えていくと、
・情報革命ってなんやねんと思っているけど、流行りのDX的なことかな?
・人々って言っても世界中の人を全員は難しいな。周りの人10人くらいを幸せにできればいいかな。同じ考えを10人が思っていたら100人を幸せにできるかも。
・ソフトバンクはスマホを扱っているから、スマホを使って問題解決ができたら幸せになりそう。

ソフトバンクは「どんな情報革命」を起こそうとしているんだろう? といったところから、少しずつソフトバンクの目指す姿が見えてきた気がしませんか?
このように自分が入社したい企業の理念や社員面談で聞いた内容に「ツッコミ」を入れて本質に近づきましょう!


③大きな夢から現実へ

最後になりました。
大きな中見出しを掲げてしまいました。
「大きな夢から現実へ」。。。

これも私が就活生の時に意識したことです。
要は大きな夢を持って、そこから落とし込んでいって、現実的な目標を仕事にした(しよう)って感じです。

私の就活時の夢は、、、

「一人でも多くの人をハッピーにしたい」でした。

いま改めてみてみると少しイタイですね。。。

でも、まあこれでいいんです。
こんなバカみたいな大きな夢を掲げて、さっき学んだ批判的思考の矢印を自分に向けていくんです。そして、現実的な目標にしていきました。

「一人でも多くの人をハッピーにしたい」
「一人でもって言ってるけど世界中全員? それは無謀だな。少なくとも自分と直接関わってくれた人はハッピーにしたいな」
「ハッピーってなんだ? なんかバカっぽいな。僕が思うハッピーは、、、困っていることがない状態だな。困っている人を少なくしたいな」
「困ることが少なくなるにはどんな方法があるかな。僕は困った時には最低限の情報は色んな媒体で集めながら、誰かに相談して、最終的には自分で決めていきたいな」

こんな感じで落とし込んでいきました。そして気が付いている方もいるのではないでしょうか。この落とし込み方こそ、先ほどのクリティカルシンキングなのです!

ここまで書いてきたことは、就活の準備を万全にしてきた方なら当たり前なことかもしれません。
しかし、緊張で当り前なことが分からなくなったり、「お祈りメール」をもらうことで自分がやっていることに確信が持てなくなることもあると思います。
そんな時は、このnoteを読み直していただけると嬉しいです。

長々と偉そうに書いた文章を読んでいただきましてありがとうございました。
引き続き、何卒よろしくお願いしますね。


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