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ピアコーチングを練習していて気づいたこと

最近、学生と一緒にピアコーチングの練習をしています。これがとてもおもしろいです。

元々のきっかけは3年前に、宇田武文先生にお願いして、立教大学経営学部の学生スタッフ向けに研修をしていただいたことです。それ以降、宇田先生とともに、学生がコーチングの研修をできるようにしたり、コーチングのスキルをアップできるような環境をつくったりしています。

今回もその一環で、学生のスキルアップの機会をつくることが目的なのですが、せっかくならばということで、ぼくもグループにいれてもらって「コーチングをする側(コーチ)」、「コーチングをされる側(クライアント)」の両方を経験しています。

今日はそこで気づいたことを軽くまとめておこうと思います。

■コーチの役割から得られること

コーチングをしていて身につくなーと思うのはこんなことです。

・傾聴の練習になる
・よい質問をする練習になる
・アドバイスしすぎの矯正になる
・研究指導や学生のプランの指導をする練習になる
・学生の理解が深まる

わりと当たり前かもしれませんが、これらはとてもよい練習になります。相手が成長するための関わりをするというのは、教育に関わるものとして必須なのですが、ついつい自分が教えまくるっていうことになっちゃうんですよね。

相手が問題だと思っていることや、やりたいことの本質はどこにあるのかを一緒に探りながら、その人が「本当はこれをやりたいこと」とか、「行動のためのハードルになっている小さいこと」とかを発見できるととてもうれしいです。

やはりこういうのは一度学んでおしまいではなく、日々やっているということはとても大切だなと感じます。

■クライアントの役割から得られること

クライアント側になってみてわかることはこんなことです。

・単純に頭の中の考えがすっきりする
・話しているうちに勝手に「自分がやるべきこと」が明確になる
・どういうかんじに聞いたり、質問したらいいのかがクライアントの立場からわかる

単純にクライアント側をやると、考えが整理されて大変助かるというのが最初の印象です。一緒にピアコーチングをしている学生はまだ基本的な研修などを受けたくらいなのでなれているわけではないのですが、全然問題ないというか、むしろ助かるというのが感想です。

ひとりで考えたり、ノートをつかったり、というのももちろんよいのですが、「人に話すこと」、そして「聞いてもらって、感想などをもらうこと」は本当に大事だなとあらためて感じます。こういう機会が定期的にあるというのはありがたいなと感じます。

■ネットを活用したピアコーチング

ピアコーチングの練習は対面でなく、オンラインでやってますが、全然遜色なく、むしろオンラインだからこその気楽さみたいなものもあっていいなと思います。

「オンラインでできる」となると、単純にこういう活動の可能性は広がるなと思っていて、これに限らずさまざまな面白い展開にもつながりそうだというかんじがしています。

まだ練習もはじめたばかりではありますが、せっせと回数を重ねて練習して、自分的にもマスターしたと思える状況までいけるといいなと思います。

常に自分が学習者であること、とても大事ですね。


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