見出し画像

ロゼワインとは 〜ロゼワインの魅力〜

植野 竜生(うえの たつき)です!今回はトップ画像の撮影にも挑戦しました。フリー画像が見つからなかっただけですけど。(笑)
私のセラーにあるもの、という条件付きだったので、黒→濃赤、緑→アブサンで代用です。青は忠実に再現しました。(笑) 
ロゼワインのパートが想像以上に長くなったので今回はロゼワイン編です。次が珍色編ということで、他の色のワインについてお話ししたいと思います。お楽しみに!

世界中で大人気?!ロゼワインについて

フランスでは年々ワイン消費量が減少傾向にあるにもかかわらず、ロゼワイン単体で見た場合の消費量は伸び続けている、と聞いたことがあります。空前のロゼブームです。残念ながら日本にはそれほど大ブーム!!って感じはないですけど、ふらっと入ったワインショップでロゼワインコーナーを見る機会は増えた気がしますね。私ロゼ好きなので喜ばしい限りです。

ロゼワインとは何か?


ロゼの話してると、お客さんが急に難しい顔して「…そもそもロゼって何なんですか?どうやってつくるんですか?」って言われたり。これ聞かれるとよっしゃあああ!ってなりますね。嬉々として話します。(笑)
でもやっぱり語り尽くせないのでこのページを見てもらおうかと。言わなくていい思惑を言っている。(笑)

ま、本題に入りましょう。ロゼワインとは何か。私は一言でいうと、「色の薄い赤ワイン」だと思っています。製法自体はいくつかあるんですよね。
○直接圧搾:皮を漬け込まずにつくる、とか、
○セニエ:皮の浸漬時間を大幅に短くする、とか、
○混醸:黒ブドウと白ブドウを混ぜてから発酵、とか。
ちなみに赤ワインと白ワインを混ぜていい感じの色にするのは禁止です。禁止されている国が多いですね。「伝統的な製法を守るため」かな?

だから伝統的に赤ワインと白ワイン混ぜてロゼにしてたシャンパーニュでは許可されてます。ややこしいでしょ?(笑) シャンパーニュって高級ワインのイメージ強いからシャンパーニュでやってんならええやん!って思いますが、シャンパーニュのアサンブラージュ(ブレンド)はかなり特殊なのです。やっぱそのうちシャンパーニュの記事書こう。愛があふれ出てしまっている。

ちょっと話逸れましたが、簡単に言うと、黒ブドウを皮ごとワインにしたら赤になる。だから、どうにかして色薄くしようぜ。って作ってるイメージでいいと思います。白より華やかでありつつ、渋み少なめでペアリングが容易、どんどん飲めるのが魅力です。

ロゼワインの魅力


より具体的にロゼワインの魅力を掘り下げていきましょう!
なんといっても外せないキーワードが、「インスタ映え」だと思います。
あ、これ日本の話じゃないですよ。フランスとかアメリカとか、ロゼブームが起きてるとこの話ですね。


インスタグラムが一気に広まり、日本でも流行語になったりしましたが、元はアメリカ。そして他SNSと一線を画す画像中心の投稿システム。画像中心ですからね、他言語圏の方の投稿も楽しめます。素晴らしい。



ロゼワインは色可愛くてオシャレですよね。それに大人数で集まってパーティー!とかBBQ!!とかにピッタリなんです!味が!!(笑)
私もこないだBBQに誘われたときはロゼを持って行きました~好評でよかったです。見映えもするし、インスタ向きライフスタイル(言い回し合ってる?笑)にもぴったり合って、とにかく使いやすい!飲みやすい!人気にならないわけがない!(だいぶ酔いが回っているようです)と、いうことで、今の時代にロゼワインがブームになるのは必然と言っても過言ではないでしょう。

あと、ちょっと前になるんですが、確かニューヨーク?で「フロゼ」というものが大流行してるらしい、という話を聞きました。

(画像はイメージです。)


フロゼとは、フローズン×ロゼワインという意味で、ロゼワインを凍らせてつくるカクテルのことです。これすごくないですか?
恐らく誰もが赤ワインを凍らせようとは思わないでしょうし、そんなことをすれば炎上したかもしれません。(笑) まぁ少なくとも許容され難いでしょうし流行らんですよ。
ですがなぜか、ロゼだと許されるんです。そういう風潮を確かに感じます。むしろロゼワインだと他ワインに比べて圧倒的に、気軽に楽しむことがマナーのようになってる気さえします。

もちろんワインの楽しみ方は人それぞれです。
腰を据えてじっくりとワインに向き合う。これも楽しみ方の一つです。私もそうやって楽しむことが多いです。
ですが、もっともっと気軽でいいと思うんですよ。
ワインに見出すのが神聖さだったり、奥深さだったり、時には一晩中ずっとワインに向き合い、語らう夜があってもいいと思います。限りなく幸せな時間でしょう。間違いなく。
でももっと気軽に、ガッと飲んで、気の利いたコメントじゃなくただ「おいしい!!」って叫んで、気の合う仲間たちとただ騒ぐ夜があっていいと思うんです。
まぁこれロゼに限った話じゃなく、なんですけどね。ただロゼは気軽さがより受容されやすい気がして。そういう魅力がロゼには確かにある。と、感じています。

何で日本でブームが起きてないの?


これですよねぇ。大ブーム!!は感じないですし、実際ロゼ消費量は3%くらいです。なぜでしょう?日本でもインスタ映えがーってうるさいのに。(暴言)
まぁ、とりあえず最初に言っておきたいのが、そのうち流行る。ってことです。なぜか。エノテカさんが猛プッシュしてるからです。(笑)

たぶんワイン興味ない人でもエノテカさんの名前なり店舗なりは見たことがあるでしょう。たぶん最大規模でしょうね。こないだNHKにも出てました。
お店行くとすぐ若手スタッフが声掛けに来ます。さすがです。まぁ私めんどくさい注文するんで早めにスタッフさん交代するんですけど…そんなことはさておき!!
エノテカさん、ロゼワインコーナーがあるんですよ!全店舗にあるかは知らんけど!ネットでワイン見ても何買えばいいのかわからん、って人はエノテカさんの店舗行くのオススメです。私の要望に対応できるわけですから初心者のワイン選んでくださいなんて造作もないでしょう。買って帰ることになると思います。めっちゃ話逸れたな。


まぁふらっと立ち寄ったワインショップでロゼを見かけることも増えましたし、じわじわ来てるとは思うのですが、なぜ日本で流行っていないんでしょう?

やはり最大の理由は、「美味しくない」というイメージが根強いことだと思います。特に、ちょっと前までのロゼは副産物としてつくられることも多くて、クオリティの低いものも少なくなかったそうです。
1980年代に甘口ロゼがブームになったのも影響しているという話も頂きましたね。この時代があったので今の40代以上の方はロゼ=甘口というイメージが根強いのだと。
現在、確実に美味しくなりました。まぁ私21なんで以前のロゼ知らないですけどね。本格的な辛口ロゼが増え、こだわりを持ってつくられる非常にクオリティの高いワインが多いです。しかも値段が安い。
そしてそれが、どんな料理にも合わせやすい万能ワインとしての地位を確立していった結果が、今のロゼブームなのだと思います。

翻って、なぜ海外ではブームになったのか。私なりに調べた結果、「ハリウッドスター」の存在が大きかったのではないかと思っています。特にアメリカでは絶大な影響力がありますよね。ハリウッドスター達がこぞってロゼを飲み、インスタで拡散したことで、ロゼワインのあるライフスタイル=憧れに昇華し、人気に火が付いたのではないでしょうか。ある種のブランディングがハマった、という言い方でもいいかと思います。

であるならば、日本でロゼブームを巻き起こすためには、それと同等以上のブランディングであったり、広告戦略がカギになるのではなかろうかと思います。品質は上がり下地はできています。あとは火種をつくり火をつけてあげれば、ブームに弱い日本なら一気に燃え上がるでしょう。

まぁ私個人としては必ずしも売れなきゃいけない、飲まなきゃいけない、とは思っていないですし。現状の色々入ってきてるけど品切れないし値段も上がってないよ、は嬉しい状況なので。(笑)

最後にメッセージ

以上でございました。私の記事を読んでくださっている皆様方には、ロゼの魅力の一端でもお伝えできていればと思います。気取らず、硬くならず、気軽に。ロゼに限ったことではないですけどね。(笑)
結局ワインて飲まなきゃわからんのですよ。ぜひ飲んでみてください。

この記事を通じて、皆様の日常に取り入れやすいロゼワインが、ワインという素晴らしい世界の扉を開くきっかけになれば、私にとって最上の幸いでございます。

次回はより珍しいワインをご紹介していきます。
ご意見ご感想はお気軽にコメントまたはLINE(ID:nananala6696)まで。
長文失礼致しました。


最後までお読み頂きありがとうございました。もっと色々読みたいよって方、ぜひサポートお願いします。これからも頑張ります!