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やらざるを得ない環境に身を置くことの大切さ

なぜわざわざカフェで勉強するのか?

私はカフェが好きです。

スタバのようなおしゃれなカフェもいいし、昔の純喫茶のような味のある店も好きです。一人でカフェに入って、コーヒーをすすりながら読書をしたり勉強したりするのも好きです。

スタバなんかに行くとよく見かけますが、コーヒーを飲みながら一生懸命勉強している人が多いですよね。学生であったり、社会人とおぼしき人であったり。みんな真剣に勉強しています。
私も休日に、家でもできるところをわざわざ近所のカフェまで足を運んで、勉強することがよくあります。

なぜわざわざカフェまで行くのか?

私もそうですが、多くの人は、「家だとはかどらないから」「家だと自分を甘やかしてしまうから」という意見が大半ではないでしょうか。
休日に、家族がテレビを見て大笑いしている中で、一人勉強するのはなかなか難しい時があります。

しかし、わざわざカフェまで行って、勉強をしようとすると、以下のような考えが頭に浮かぶでしょう。

「せっかくカフェまで来てコーヒー代を払ったのだから、しっかり勉強してから帰らないと勿体ない」

このように、環境を変えたことにより、勉強をしなければならない「理由づけ」が自然に出来る訳です。

やらざるを得ない環境に身を置くほうが楽

人間というのは、基本的に怠けたがる生き物だと私は思います。
いくら崇高な目標を掲げたところで、誰も見ていないところで一日中その目標のための努力を続けるのは至難の業です。

私はエンジニアとしてのスキルを上げるために、土日も勉強をすることが多いのですが、日によってはどうしても気持ちが乗らないことがあります。
そんな時は、近所のカフェまで行って、コーヒーを注文して勉強を始めます。

先述のように、「もったいない精神」が働いて、何とかこのカフェで過ごす時間を少しでも有益にしようとするのです。
要はそうせざるを得ない環境に身を置いてしまうのです。

家で必死に自分の気持ちにムチを打って机に向かわせようと独り相撲するよりも、はるかに効率的だなと思う事が多いです。

このように、何かをしたいと思い立ったときに、まず自分を「そうせざるを得ない環境」に身を置いてしまうことはとても重要です。

そもそも、私が休日まで勉強せねばと思うようになったのも、自分を「フリーランス」という環境に身を置いたからです。
会社員時代も、「ITエンジニアたるもの、勉強しなければ駄目だよな。」と頭では思っていたものの、結局は何かと理由をつけて勉強をしてこなかったと思います。

会社員を辞めて、フリーランスという環境に身を置いたことで、強制的に勉強せざるを得ない状況を作りだせたのです。
最初はなかなか大変でしたが、夢中で毎日勉強を続けていたことで、かなり自信がついたと実感しています。

いつまで指をくわえて見ているのか

私の会社員時代のように、現在の自分の環境に不満を持つエンジニアさんも沢山いらっしゃるかと思います。他の会社への転職なり、フリーランスへの転身なり、頭によぎる事もあるでしょう。

同時に、環境を変える事のリスクを恐れるのもわかります。
もちろん、転職は慎重に行うべきであって、そのための準備も万全にしたくもなるでしょう。

ただ、準備をやり続けていても終わりはありません。
どこかで見切りをつけて先に進まなければ、何も変わらないでしょう。

どうしても日本人のマインドは「ビビり」なので、転職したいと口にしても実際に踏み出すまでに時間がかかります。
「指をくわえて見ている」期間が長すぎるんです。

準備に時間をかけすぎて転職のタイミングを逃すくらいなら、早めに新しい環境に身を置いてしまうほうが良いです。新しい環境に適応する努力はどのみち必要です。それなら早めにその環境に身を置いてしまったほうが、無駄な時間を使わずに済みます。

冒頭でも言いましたが、人間は怠けたがる生き物です。
自分の目標のための努力が必要であれば、まず努力せざるを得ない環境にさっさと飛び込んでみましょう。飛び込む前に、自分の思いこみで準備に時間を費やすよりも、よっぽど効率的だし精神的にも楽ですよ。


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