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森から来た少年(ネタバレなし)

ある日忽然と姿を消したクラスメイトの女子高生を、孫から探してほしいと相談を受けた、豪腕弁護士へスターおばあちゃん。協力を仰いだのは、亡き息子の親友にして、幼い頃に独り森で育った過去を持つ謎多き天才調査員ワイルド。2人の捜査は予想外の過去をあぶり出し、やがて巨大な闇へと辿り着く。

アメリカで刊行されるや、主要メディアで軒並み初登場一位を獲得した傑作サスペンス!

と、文庫の裏表紙の説明文を読んで(表紙も気に入ったし)、アメリカ人作家は初めて読むけど面白そうだし買ってみました。

登場人物の紹介や、へスターとの関係も説明しながらだからしょうがないのかもしれないけど、会話がまるでアメリカのTVドラマを見ているようだし、しかもやたらと肩をすくめるな…とか気になりつつ読み進めていきました。

まあまあなボリュームの文庫本だけど(ほぼ600ページ)物語の映像がどんどん頭の中を駆け巡るし、弁護士やボディーガード、高校生の行動やピーナッツクリームのサンドウィッチだったり、どの場面もアメリカ社会を感じずにはいられなかった。

ラストは怒涛の展開、読み終わった後はモヤモヤしてずっと考えちゃった。
アメリカのTVドラマが好きな人におすすめしたいかもです。

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