素晴らしい仕掛けだった『眼球綺譚』

こちらも何年も前に読んだきりで「確か面白かったはず」としか記憶がない綾辻行人先生の文庫本をステイホームのお供に(^-^)

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7つの短編集なのですが、短編と言ってもそれぞれの怪奇・幻想的なホラー小説の世界にしっかり浸ることができました(≧∇≦)

読み進むごとにドキドキし、クライマックスでページをめくったらアレが…と思ったのに自分の想像を覆す美しい結末だったり、「特別料理」のグロさに食欲が失せたり、「鉄橋」でヒイイイイーーーってなったりψ(`∇´)ψ

「眼球綺譚」はミステリの面白さもあり、最後の方での“わたし“の言葉に「え?え?ええー…」となってまた冒頭から読まずにはいられなくなったり、流石ですよね…面白すぎでした(*´꒳`*)

あとがきでの綾辻先生からのお願いで、

“七篇は各々に独立した物語だが、できれば並べられたとおりの順番でお読みいただきたい。それなりの効果を狙って決めた並び順なので。“

とあります。ほんとにそのとおりだと思うし、音楽家のアルバムの曲順などもそう思っていて、順番に通して聴いているんだけど、芸術家の方の美学は貫いて欲しいし、そのような素晴らしい作品には敬意を払って向き合いたいと思っています。

(最後に私の今1番大好きな音楽家の浦上想起さんの美学載せちゃおう。曲も素晴らしい楽曲たちなんですよ、Spotifyもありますのでよろしければ是非)

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アルバムと曲のタイトル、5文字で統一されてるんですー\(//∇//)\

怪奇ではないですけど、今までになかったような印象の、違う世界を見せてくれるアルバムだと思います、「未熟な夜想」は途中で時空が歪みます〜☆


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