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読み終わってすぐに2周目を読み始めた小説をおすすめします🌟

沢山の作家さんの小説を読んでいる訳ではなく、ジャンルが幻想・ミステリーで、ちょっと立ち読みして「この文体はあんまり…」と感じてしまうものは読みたくないということで、私のお気に入りの小説家は3人です😙←銀色夏生さんは入ってません

お気に入りの作家さんのばかり集めてるのですが、その中で特におもしろくて衝撃を受けた小説を紹介したいと思います。


『麦の海に沈む果実』恩田陸著  講談社文庫

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閉ざされた土地にある全寮制の学園へ1人向かう主人公。自分だけ何故か入学してはいけない日に入学し、常に薄曇りの空のような気分、誰かの視線を感じ、次々に殺人事件が起こり…

なんてあらすじを書いてみたけど、よくある、探偵役の頭の切れる男の子が出てきて一緒に謎解き解決!なんて事にはなりませーん😆

学生の頃に戻ったように、主人公に寄り添って共に学園生活を送っていってもらいたいのです。そして終盤のクライマックスで、主人公の「理瀬」と共にずっと付き纏っていた霧のようなモヤモヤを一気に晴らしてください!!

そして「そういう事だったのか!」な気分のままラストまで読み終わったらそのまま最初のページへどうぞ✨

『理瀬』のシリーズは『黄昏の百合の骨』も大好きです。心揺さぶられます。


はい次✨

『十角館の殺人』綾辻行人著 講談社文庫

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本屋さんで「なんか面白い本ないかなぁ」と裏表紙のあらすじを読みながら探していて「これは…!」と即決した名作です。

だって『ミステリ史上最大級の驚愕の結末』『87年の刊行以来多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場』なんですよ。私にも衝撃を与えてください!となりますよね。

本格ミステリ、密室殺人、建築家中村青司の館、トリック一体どうなってるの?…こちらもクライマックスにさしかかり、ページをめくって出てきた犯人の名前を見て

「ええ!!そうなの!!!!」とほんとに叫んだことは忘れられません、本当に声出た!!

そして犯人やトリックが明らかになった後、エピローグも読み終わったらそのままプロローグから読み始め、犯人の行動を確認しながら2周目を楽しくお読みになってください✨

『館シリーズ』はどれもトリックが凄まじくて驚くと共にほんと大満足なんだけど、特に『迷路館の殺人』『時計館の殺人』は好きかなぁ。『暗黒館の殺人』もボリュームがものすごいんだけれど、その分中身も濃くて、明らかになるものも衝撃です😆

是非、コロナ禍の秋に、面白くて大満足な本に出会う事ができますように願っています😊



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