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お天気で動く

草刈りシーズンである。
草を刈って、何日か風と日に当てて、ある程度乾いたらひっくり返して裏側も乾かす。その後燃やすわけだが、あまり乾かしすぎると燃えすぎて怖い。だから適度に半生の草も残しておく。
(乾かしている間に他の場所の草刈りも進める)

乾いたら草を集めながら燃やす。燃やすのは風が強すぎない日が良い。風がまったくないと燃えにくくて困る。雨が降る直前だとなお良い。こういう日はご近所さんちからもバンバン草燃やしの煙が上がる。

これをやりながら、今年手がけているカボチャのお世話も入る。草刈り・草燃やしばかりに集中していたら、葉に虫がついたり、病気になってしまった。

それに畑がいつのまにかハコベだらけになっている。これを引っこ抜くわけだが、よく見ると青ジソも芽を出している。ハコベを取りつつ青ジソは残し、かつ適当に間引く。夏には立派に育って、食卓を彩ることだろう。

しかし雨上がりは畑に入ってはならない。足跡が固まってしまうから。庭の草を抜くのには適しているが、これが私はどうも苦手なので、母に任せる。代わりに私は、機械を回して休耕畑の草刈りに勤しむ。雨上がりは滑るので、土手は乾いた日にやる。

農作業をやっていると、嫌でもお天気で動くことになる。晴耕雨読と言いたいところだが、雨が降ったら降ったでやることがあるので、なかなか読書もままならない。

そんな中、愛犬チイサイノ(日本スピッツ)が病気になった。今年はオオキイノ(ゴールデンレトリバー )も病気が発覚している。どちらもシニアの入口に立つお年頃だから、さもありなんではあるが、毎日のように動物病院を往復し、ちょっと疲れた。

そしてついに、トドメを刺すようにアイツが姿を現し始めた。タケノコである。

今年も長い長い戦いが始まる。


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