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東京タクシードライバーとして稼いでいく秘訣は、「初心」にあった

こんにちは。
タクシーちゃんねるのげん太です。

「初心を忘れないタクシードライバーが最強なんだよ」という内容で記事を書いていきます。今回の記事では、業界6年目の私が1年目からずっと心がけている「初心」について6つお伝えします。私が東京のタクシードライバーになってからずっと月収は50万円以上をいただいてきています。


しっかり流し営業をすること


手上げで路肩から乗ってくるお客さまを乗せる営業手法が「流し営業」です。今の時代は、アプリ配車や無線営業、つけ待ちといった営業手法もありますが私の場合、半分以上は「流し営業」で手上げのお客さまを乗せています。例えば、ゆっくり車間を開けて流すとか、信号は左先頭で止まる、道路の切れ目やガードレールでは止まって様子を見る等、流し営業には様々な動作があります。さらに伝えるとすると隔日勤務といった長時間運転の後半で疲れが出てきている時でも、しっかり「基本に忠実な流し営業ができること」が売上の高低を分けるポイントになると思っています。

目標を持って仕事をすること


目標を持って仕事をすることも大切です。おすすめなのは、数字の目標と非数字の目標を作って1出番、1出番達成させていくと良いです。数字の目標では売上税抜き8万円というのがあったとして、もう一つは非数字の目標なので練馬区で営業をしてみる…!とかですね。無事故無違反がベースにないとこの仕事は継続させることができないので、ベースになる無事故無違反は必達ですが、その上で数字の目標、非数字の目標があると張り合いができてモチベーションを保って仕事をすることができるでしょう。

休憩は削るなかれ


休憩は隔日勤務で3時間です。この休憩時間を削って働いていると身体を壊すリスクが高まると感じます。私の営業所の方針は、2時間半以上であればOKと言われていますが、4時間運転したら一度休憩を入れるように言われています。(このあたりも会社や営業所による)規則的なタイミングで休憩を入れながら、無理せず自分のペースで売上を作っていく…そういった仕事スタイルが長続きするかなと思っています。

売上を比べるのは他人ではなく昨日の自分


私がこの業界に入ってきた6年前は、各営業所にデカデカと「売上ランキングと氏名」なるものが掲載されていました。そういった環境で日々乗務をしてきたため、今も他人よりも稼ぎたい気持ちは強いです。しかし、長年やっていて気付いたことは、他人の売上と比べるよりも「昨日の自分の売上」を上回ることの方が大切だということです。具体的に言うと営業日報です。みなさんの営業所では自動で営業日報が出てくると思いますが、詳細に書かれている営業日報の質をあげていくことで売上が上がっていきます。休憩の取り方も営業日報から分かる改善しやすいポイントの1つです。そういった細かい分析や改善が全体の売上を大きく押し上げています。「売上ランキング」今は上位であっても名前が張り出されることはないかと思いますが、トップドライバーとは、こういった細かい売上の改善ができている人だと思っています。

無事故無違反で帰ることが1番


無事故無違反で帰ることが何よりも1番大切です。大事なことなのでもう一度言います。無事故無違反で帰庫して下さい。それが売上よりも大切なことです。違反をしてしまうと累積点数がたまってしまって仕事ができなくなります。事故をしてしまうとみなさんの身体が傷ついてしまうし、事故の相手も悲しい思いをしてしまいます。どんなに売上が高い日でも事故や違反をして帰ってきたら怒られますし、始末書を書きます。
この仕事は接客業の側面もあって、お客さまに怒られたくない、嫌われたくなくて、何も考えずにお客さまの指示通りに運転していたら一方通行で捕まってしまった…みたいなこともあります。お客さまは私たちの免許の点数や免停後の仕事の面倒までは見てくれません。

必ず、無事故無違反で帰庫するようにしてくださいね。自分の免許は自分で守ることは何よりも大事なことです。

乗客に対する感謝の気持ち


タクシーに乗ってくれたお客さまに対する感謝の気持ちは、持ち続けてほしいなと思います。時にはお客さまと呼べないような「酔客」や乗ってきた瞬間から怒っているお客さまもいるでしょう。ですがタクシーは料金の高い乗り物なので、多くのお客さまは品よく乗車され、感謝と共に降りていかれます。車を保有しない社会である東京の特徴だと思いますが、日常的にタクシーを乗る層が一定数います。そういった毎日のように利用してくれるお客さまがいるから、私たちの安定的な収入が成り立っています。遠くまで乗るお客さまも近くまでのお客さまも、また気軽に使ってくださいね。頻繁に使ってくれたら嬉しいなと思って、感謝をしながら接客しています。

【おまけ】上機嫌で仕事をすること


上機嫌で仕事をすることを日々心がけています。不機嫌で仕事をしていても思うように成果が上がらないし、楽しく仕事をすることができないと思っているからです。ましてやこの仕事はタクシーの車内でお客さまと1対1で接客することになります。機嫌が悪く、雰囲気の悪いタクシーにお客さまが乗りたいと思うでしょうか…どちらかと言えば、元気をもらえるような明るい爽やかなタクシーの方が良いと思います。

たまには仕事で嫌なことや思った通りの売上が上がらない日もあるでしょう。そういった時でも自分の機嫌は自分で取って(美味しい食事を食べたりして)できるだけ上機嫌でいられるといいですね。

毎日乗務していると流れ作業みたいになって初心や感謝を忘れがちになるけど、定期的に思い出して仕事をよりよくしていきたいですね。

人それぞれ、仕事に向かう思いは違うと思うので、ご自身の仕事上の初心を大切にして今日もお仕事頑張っていきましょう。

本日の記事は以上です。
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