永く生きると稀に倫理とかどうでもいいという奴らも現れる。

寧ろ安寧を護るためという妙な正義思想に基づいて。
世の中における、自己判断がしにくい人間達のかわりに、潜在的な脅威となる可能性がある人間達を殺してしまおう。

俺なんかは別に人間社会にいるならばその人間社会における規範としているべきだなとおもうし、積極的に行おうとは思わないが、実際に追い詰められて死ぬ状況というのもありえるわけだし、抑止力としての殺人を行なう奴らもいてもおかしくはない。

加えて俺たちは不死だ無限の時間がある、どんなに能力が低いとしたとしてもやる気さえあれば優秀な殺人鬼にもなることは可能だろうし、なにより時代の流れによって孤独に苛まれ精神を消耗した奴らにとって護るべき対象があれば狂いながら正気を嬉々として語り出すだろうよ。

時間の限られている人間すら狂気と狂信という付加をかければいくらでも常識の外にも動けるのだから。

平和であること当たり前の日常をもつことは感謝すると同時に当たり前ではないと知ることが大事だね。

すぐ崩れ去り違う世界も見出されるから

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