テレワークゆり物語 (128)『テレワーク合宿 in 北見 2022 』のご報告
この秋の『テレワーク合宿 in 北見』を無事終えることができた。
都市部企業から参加してくださった方、参加を許可してくださった上司の方、ご協力くださった地域の方、そして主催の北見市さんに心から感謝を込めて、合宿の様子をご報告させていただく。
北見ではじめて会った企業の社員が、2日(合宿)+1日(休暇)の3日間で、まるで長年の友人のように仲良くなれた理由には、以下の5つのこだわりがある。(・・・と信じている)
お礼の報告とともに、今後同様の「テレワーク合宿」を企画される方の参考になれば幸いだ。
いつもの『仕事』もできる
「テレワーク合宿」は、仕事がメイン。ポイントは以下の4つ。
魅力ある企画にするために、講師にこだわる。テーマにあった、最適の講師を招聘できるかどうかで、企画の魅力が大きく違ってくる。今回は、元ユニリーバの島田由香さんが来て下った。また、リモートで、今話題の「リスキリング」について、リクルートワークス研究所の大嶋 寧子さんにお話いただいた。感謝。
仕事に役立つ専門家のスピーチを生で聴き、講師はもちろん、同様の問題意識を持つ他社の人も交えてディスカッションができる
しかし、まるまる2日間、仕事をストップさせるのではなく、Web会議やメール対応など通常予定を入れる『テレワークタイム』がきっちり用意されている
仕事がしっかりできるサテライトオフィスの存在も重要だ。ネット環境、長時間座っても大丈夫な椅子、音のもれない個室など。今回は「KITAMI BASE」と「スタディスペース101」を利用した
今回の「テレワーク合宿」は、現地での企画は北見市さんの施策で無料だが、交通費や宿泊費は、企業負担(出張費扱い)。普段の仕事を完全ストップさせず、会社へメリットをしっかり持ち帰ることが重要だ。
我が町を知ってもらいたいと、ついつい時間が延びて、仕事時間に影響を与えてしまう「ワーケーション」を見かけることがあるがよくある。残念。
美しい『風景』に癒される
地方に来たのに、建物の中で過ごすのはもったいない。今回のワークスペースは街中にあるので、外に出る機会をあえて作る必要があった。ワークスペースの窓から、海や山、広い空など、美しい風景が見えるのがベストだ。
2日めの早朝に「公園散歩」企画を用意して、希望者を案内。澄んだ空気と始まった紅葉に、癒されてからの仕事は、はかどる
女満別空港へ降り立つ飛行機からの景色も、魅力。事前にどちら側の窓席から何が見えるか案内するといい。(実は今回失念・・・)
バケーション企画は、仕事が終わった土曜に設定。北海道のこの季節ならではの風景を楽しんでいただいた
この時期、北見市は、町中が「紅葉」状態。
市内に有名な観光地はないが、滞在すると4つの国立公園へ日帰りができるというのが、北見の観光の魅力だ。
美味しい『食事』を楽しめる
地方での楽しみは、やっぱり食事。
北見市は、海鮮はもちろん、焼肉が美味しいお店がたくさん! 参加者をお連れする店を選ぶのが大変だが、「地元で人気のお店」「地元食材を使っているメニュー」「田澤由利の御用達」でまとめてみた。笑
前日の食事 居酒屋 海鮮居酒屋「魚政」
1日めのランチ お寿司(デリバリー) 回転寿司「トリトン」
1日めの懇親会 北見焼肉 「味覚園 総本店」
2日めのランチ 玉ねぎカレー(デリバリー) 「カレーのちから」
2日めの夕食 地ビールレストラン 「オホーツクビアファクトリー」
3日めのランチ 地元素材のベーグルサンド「オホーツクベーグル」
同じ想いの『仲間』とつながれる
たった2日+1日だけど、いつもの生活、いつもの仕事では、得難い友人ができた。今回の合宿では、テーマでもある「テレワーク」「リスキリング」「ウェルビーイング」に関心の強い人が集まった。
「どなたでも、大歓迎」も広くていいのだが、企画における相乗効果を高めるためにも、テーマを適切に設定することが重要と考える。
同じ意識を持つ参加者が集まることで相乗効果を高める企画をする
合宿中に「話やすい」雰囲気や、交流できる時間を作る(移動の車、散歩時・バスの中等)
懇親会での参加者の変化をつける。今回は、なか日の懇親会で、地元の人たちもお誘いして、交流
合宿中、クローズなSNSで「業務連絡」や「資料」などを共有。合宿後もつながれる
今回の参加者は、講師もあわせて10名。ほとんどが初対面だったけど、超仲良しになれた。この出会いをキッカケにして、これからどんな事が起こるか楽しみである。
はじめての『体験』ができる
この手の企画をするときに、私が一番こだわるのは「初めての体験」をいかに入れ込めるか、である。
人は、「はじめての体験」を忘れない。その時のエピソードも忘れない。その地域も忘れない。その時一緒にいた人も忘れない。
今回の合宿での「はじめての体験」舞台は、「朝の公園散歩」と「ナキウサギの森」だった。
公園で散歩してエゾリスと遭遇する
公園でマリオに出てくるキノコ(テングダケ)を見つける
北見市役所で話題の「書かないワンストップサービス」を体感する
ジブリの世界のような、コケがいっぱいの森を歩く
森の途中で、でっかい熊のウンチに遭遇する
氷河期の生き残り、北海道にしかいないナキウサギを探す
風穴(ふうけつ)のガレ場のてっぺんでランチをする
4千円以上するオケクラフトのカップ(注文4か月待ち)でコーヒーも飲む
最後に、2日めの午後に実施した、匿名の「リアルタイムアンケート」から。10人なので、わかりやすい。
テレワーク合宿に参加して良かったと思う?
8割が「とてもそう思う」2割が「そう思う」。
北海道オホーツクでの「テレワーク合宿」。継続的に実施できるよう、さらにノウハウや体制を整えたい。
みなさま、ありがとうございました!
<参加企業>
株式会社イオンファンタジー
株式会社イトーキ
サイボウズ株式会社
日本航空株式会社
株式会社マクアケ
株式会社メルカリ
株式会社リコー
社会保険労務士法人NSR
他1社
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