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ディレクターは理系脳、ライターは文系脳

今日、先輩とお話ししたときのこと。

「ディレクター(編集者)とライターの違いって何?」という話になった。バッツリと線引きはできないかもしれないが(文章を綴ることだって編集の一環だから)、骨組みをつくる人と、それを肉付けする人というイメージだと話した。監督する人、実際に動く人ってことで間違っていないはず(アートディレクターとデザイナーの違いもそんな感じですよね?)。

そこから話を深掘りしていくと、「頭を使う人は理数系で、手を動かす人は文系なのでは」という話になった。これは個人的にかなり興味深い発見だった。まず、自分は理系と文系の線引に疑問を持っていたからだ。

高校〜大学で理数系の学校に進んだんだけど、いくところまでいくと数学で数字は出てこない。集合とか、文字とか、概念的なものになってくる。そもそも、理数系と文系に分類するのは野暮なのでは?と思っていた。

でもその概念とか、公式とか、「仕組み」「枠組み」を作る・整えることと、具体的なパラメータを入れて形(答え)を作るのは、実はちょっと向いている方向が違う。前者は全体を一歩引いて俯瞰していて、後者はとことん目の前の問題を解いて形にしていく。まさに、ディレクターとライターや、アートディレクターとデザイナーの違い。ついでに、デザイナーとアーティストの違いもこれに近い気がする。なんだかとても合点がいった。

文章を書く仕事も嫌いではないけれど、自分は枠組みを作ることのほうがやりがいを感じる。そこに誰が、若しくは何が代入されることによって完成するものが変わるのが楽しいからだ

とはいえ、実は目立ちたがり屋なのでプレイヤーへの憧れはやまないのだけれども。。むしろフォワード希望もあるんですけど。。

という3月22日。千駄木の和菓子薫風にて和菓子と日本酒をいただきながら。

本を買って、いろんな方に貸出もできればと思っています。