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32bit floatで編集ソフトからAAF(OMF)を書き出せるようになって欲しい話

気づいたらアカウントを作ってから長いこと記事を書いていませんでした。


私はポスプロでMAミキサーとして働いています。

仕事ではProToolsを使っているのですが、基本的にセッション設定は48kHz/32bit floatで運用しています。

サンプリング周波数が48Khzなのは業界標準だからなのですが、ビット深度を32bit floatにしている理由についてはこちらが詳しいのでご参照ください。


ここからが本題です。オンライン編集(もちろんオフラインでも)で使用されているAvid Media ComposerやAdobe Premiere Proは32bit floatでAAF(OMF)が出力できません。24bitまでの対応です。

基本的に同録素材は16bitか24bitのため問題ないのですが、音楽番組などのTD音源や再編集番組でのDME素材が32bit floatだった場合問題です。

対処法としては、

・TD音源はMAで必ずwavを制作からもらい差し替える

・DMEについてもAAF(OMF)をガイドにMAもしくは制作が保管しているwavに差し替える

という方法しかありません。後者はかなり面倒ですが、私がレギュラーで担当している番組ではこのワークフローをとらせてもらっています。

ちなみに、Davinci Resolveは32bit floatのAAFが出力できます。Fairlightも入っていますし、音についてはDavinciが今のところ編集ソフト最強といったところでしょうか…。

ProToolsが32bit float対応しているんだからMedia Composerも対応してくれよ、という愚痴でした。。。

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