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宇宙と政治のお話

今回初めて...というか、まあNoteを投稿し始めてから2つ目なので当たり前なんですが、初めて投稿します。
世界史担当のアントンです。(純日本人です)

今回お話しするのは世界史…というより宇宙と政治のお話になります。皆さん、こんな話を聞いたことはありませんか? "地動説を支持していた人間は教会から迫害されていた!" という話です。が、これ実は間違っているんじゃないかと、近年の研究で判明しました。

「え? んなわけなくない? ガリレオ、むっちゃ大変な目に遭ってるじゃん」と思ったそんなあなた、私もそう思いました。でも実は色々と証拠が出てきたんです。

証拠1

コペルニクス(地動説を唱えた人)の地動説について書いた本が発禁になっていない。コペルニクスの地動説の本は1514年ごろから流布されていたんですが、ガリレオの裁判が行われたのが1616年で、なんと約一世紀の間、地動説の本を禁止していなかったんですよね〜。(なんなら出版時には著名な聖職者がコペルニクスの発表を急かしていた)その上、ガリレオ裁判のあと一時的に閲覧禁止になったりもしましたが、その後すぐに「いやこれ仮説だし教会に文句言ってるわけじゃないからセーフ」といったことを言って閲覧を再許可したりもしています。

証拠2

天動説が原因で火炙りになったり裁判になった(とされている)人は実は天動説が原因じゃなかった説が出てきたから。まず言われているのが、ジョルダーノ・ブルーノが火炙りになったのはカトリック教会を激しく批判したからであって、太陽が中心だと言った(地動説を唱えた)からではないのではないかという部分や、ガリレオ裁判も地動説を扱くために行われたのではなく、出世し始めたガリレオを止めようとした政敵が行ったいわゆる罠みたいなものではないかという説も出てきています。

これらを総合的に見ると、「キリスト教において地動説は禁止されておらず、迫害されたりした理由も実は別にあった」と考えることができるかもしれません。

信じるか信じないかはあなた次第 ってやつですね!
気になったらみなさんも調べてみてはいかがでしょうか。

Take☆Color 編集部  世界史担当  アントン

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