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思い立って2日後にエアコンクリーニングをしてもらった話

「室外機のドレンホースに蓋をしてますか?」

長年来の付き合いのある友人から不意に届いたメッセージ。エアコンから虫が降ってきたそうで慌てて注意喚起してくれた。優しい。
我が家の室外機はベランダにあるが、入居時から無いものとして扱っており室外機エリアは特に魔境。
答えは「わからない」である。

そもそもドレンホースから虫が入ってくるとか半信半疑で、8割、いや9割ありそうだけど残りの薄い希望で「まあ入ってこないだろ(お願いします入ってきませんように)(お願いします)」という感覚だった。
しかし友人の体験により急に現実味が帯びてくる。しかも我が家のエアコンは直下にベッドの足元があり……うわ怖い……!怖すぎる!!!

翌日の日中、早速勇気を出してベランダを調査。
まずは目視。角部屋なので室外機の隅に枯れ葉やら木の欠片やらが溜まってて絶望。50のダメージ。
次にドレンホースとやらの存在を調査。
ドレンホースとはエアコンから外に排水される部分らしいので水が出てる部分を探す。あったけど……室外機の真下から水が出てる……?どうやらホースが室外機の真下に入り込んでいるらしい。8000のダメージ。

室外機の下を覗くにもレイアウト的にその余白が無く厳しい。
ホースがどこで止まっているか、スマホで撮ることも考えた。
けど室外機の下とか魔境の中の魔境では……?もし写真に集落が映ってたらもうどうすればいいの?受け止められない。却下。
クリティカルヒット。一度退散。

そもそもあのホースは動くのか?引っ張り出して切れ目を確認することは現実的に可能なのか?重いのか?固定されてるのか?その調査が必要だ。
ホースを動かしてみるのに素手はキツい。
右手に目についた長物である傘、左手に万一集落があった場合に備えてのアースジェットを用意してベランダに、いざ…………怖い!!!
いやもう悪い想像しか出てこない。怖すぎる。昔飲食でバイトしてたときにあいつらが大発生したトラウマで集落(仮想)に刺激なんて出来ない。

ところで、恵まれていることに彼氏くんがいるのだが、彼は虫耐性がある。
以前誕生日プレゼントを聞かれてベランダ掃除を頼んだら却下された記憶があるので、お願いするなら謝礼が必要だ。
うーん5000~10000円くらいでどうかな。

いや、まって。彼氏くんといえど一般男性であって、室外機のプロな訳ではない(室外機のプロとは?)。
昔調べた感じだとエアコン1台の掃除で相場が1万ぐらいだったはず。
どうせお金を払うなら、いっそプロに頼んでエアコンも室外機も(ついでにベランダも)まとめてきれいにしてもらったほうが効率よくない?
きれいになったついでにホースに蓋が出来れば完璧じゃん。

ここまで傘とアースジェットを持って室外機を眺めながら2分ほど。
決まりだ。退散。これは戦略的退散。あー怖かった。

そうと決まれば業者を決めよう。こういうのは勢いが大事。
ネットで探すと情報過多だなと思いつつ、比較サイトや口コミを参考に5分ほどで決めた。日程をいくつか選んで仮予約。とりあえず虫がいつ登ってくるかわからないのでもう直近で空いてる日を選んだ。怖いよ~~。

チャット形式で確認事項をやりとりし、なんと第一希望の2日後に決定。
ド繁忙期だから2週間後とか覚悟してたけど拍子抜け。いや逆に大丈夫か?
いやーでもよかった。第一関門突破。
あとこういうとき、部屋が片付けやすい環境でよかったなとしみじみ。
すぐに人を呼べる環境最高。

こういうの、自分でやったらタダじゃんとか思わなくもないけど、自分でやって嫌な気持ちを多大に負うよりも専門家に任せてメンタルを買ったほうがメリットが多すぎるという判断に至りました。
まあ大人だからね!こういうお金の使い方もありだよね!


ということで当日、業者さんがいらしてくださいました。神。勇者きた。
作業前に丁寧にヒアリングしてくださったので防虫目的という恐らくあまり聞かないであろう理由を説明。構造上の侵入理由や可能性も教えてくださって知見を得る。経験値+3。
業者さん早速作業。エアコン回りや付近の家具に養生しつつテキパキと作業。私も同じ部屋でPC作業しつつ眺めてたけど、エアコンってあんなにガシガシ水かけていいんだなーと驚きました。室外機も屋外設置だし、家電なのに水に強いのすごいなー。

さて室外機の掃除も終わり、メインの防虫キャップも装着。
ラスボスを倒した気持ちである。ちなみに集落はなかったみたい。
作業は清算も含め1時間かからなかったくらい。無事にエアコンも室外機もきれいになって、ドレンホースの入口も塞げてミッションコンプリート。
念には念をいれて排水溝ネット+結束バンドで更にちいこいやつが入ってこないように対策。


まとめ。

今回、この件超優先して動いたけど、自分でも発覚→2日後に業者クリーニングまで繋げられたのが面白くてこちらにアウトプットしました。
こんなに早く動けたのは完全在宅勤務なので家の中に大きな不安要素があると自分のメンタルに響きすぎるのと、見て見ぬふりで解決しないと感じたからです。
ハウスメーカー、エアコン設置業者、エアコンメーカー、その他関係する皆々様方、どうかどうかドレンホースの防虫キャップの初期装備をお願い致します。

余談ですが登ってくるのはカメムシが多いらしく、ホースの途中で大体力尽きてホースを詰まらせるみたいです。
みんな気を付けてくれよな!

おわり!

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