お褒めいただいたら
ありがとう　って言う

悪ふざけしても大丈夫そうと思ったら
はい、私可愛いんで♪
って切り返し、相手を困惑させる

この手の話は不毛なので
さっさと流して仕舞えばいい。
それなのに先日。はたと、数秒考えた。

美魔女ですね。

瞬時に出た言葉は

どーもー。なんて言って
芳村真理みたいになってしまった。
わかります？芳村真理。
そうなんです！
芳村真理を知っているということなのです。

言外に
結構歳いってるはずだよね
年相応に見えてますよ
歳の割には

そんな枕詞を読み取ってしまったのです。
いや、事実だからいいんです。
だから芳村真理返しは正解だった！

美魔女
私の記憶では10年ちょっと前くらい
3、40代セレブ奥様の
美のバイブル雑誌「美ST」「VERY」かなんかから発信された言葉だったと思う。当時美魔女コンテストとかやってたんだよね。今でもあるのかな？

過去に私も、今もインフルエンサーとして活動する友人のPちゃんに連れられて、賑やかしで誌面のスナップ撮影に協力したことがある。
Pちゃんも私もバツイチの偽奥様なのに。

家中のブランドものをかき集めて
紫のワンピースに黒いロングブーツを履いて
COACHだかGUCCIのバックを即席で合わせた。
間違ってもここは、
丁寧な暮しの奥様や、ナチュラルシンプルな奥様ではいけない（この方がハードル高い）

あの世界は
優雅でセレブリティな奥様たちの集まりではなかった
妙齢のアスリートだった
貪欲に美に向かい
鎬しのぎを削り合っていた

人を蹴落とし合うような意地悪な世界ではなさそうだったが、まぁ、おしなべて美しい人たちは余裕があるから、美しい笑顔の裏に色んなものを綺麗に隠していたかもしれないけれど。

美魔女というのはやはり
年齢を重ねた女性という概念があったうえで
弛まぬ努力と日々の鍛錬で培った
美しさとその生き方への称号なのだと思う

妙齢な女性に対しての使用は取扱注意！
危険指定のパワーワード
美魔女
勿論、関係性によっては褒め言葉になると思う。

本当は素直に喜べば良いのにね
褒め言葉って難しい
その人がどこを目指して生きているのかによっても違ってくるから、高度なスキルが必要だ。

因みに私は
私のクソさ加減を拾ってくださると喜びます。