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1人の人間が転勤先に慣れるまで(仮定) #1

この投稿は、ある1人の人間が転勤を言い渡されてから転勤先に慣れるまでの心境の変化を追うことを目的としている。
タイトルに(仮定)がついているのは、現時点で"慣れるかどうか"がわからないからである。

転勤5日前

前職場への未練 ★★★★★
転勤先への期待 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

現住環境の居心地 ★★★★★
新住環境の居心地 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎


転勤。

長年渇望していた転勤が叶った今、思うことがある。

なぜこんなにも嬉しくないのか。
あんなにも離れたいと思っていた場所を離れて
行きたいと思っていた場所に行ける、という
絶対にプラスの要素しかないはずが
全くそうは思えない自分がいる。

そもそも、転勤をしようと本格的に動き出した数年前に比べると今の職場環境はかなり改善されており
確かにその数年前に転勤を言い渡されていたら飛び上がって喜んでいたに違いないが
今言い渡されたところで、それは既に今の自分が喜ぶものではないのだ。

全く、誰がものを言っているんだ。
ただの一社員なんだから四の五の言わずに大人しく転勤するだけだ。

その通り。
頭ではわかっているが、心が追いつかない。

そんな自分に最近言い聞かせている言葉がある。

『恒常性』

なんか他の言い方あったな、と検索したらホメオスタシス、と出てきた。
そうだったそうだった、と思いながら明日には忘れているだろうホメオスタシス。

恒常性(ホメオスタシス)とは、
体内の状態を一定に保とうとすること。

生物学において使われているこの言葉だが
今の自分に当てはめようとすると、

現状の安定を崩すことに対してホメオスタシスが働いているだけではないのか

という問いが生まれる。

つまり、今こんなにも転勤を受け入れられないのは
ホメオスタシスが働いているだけで
時が経てば案外ケロッと治るのではないかと。

実はその検証のためにこの投稿を思いつき、
いつか転勤先に慣れるその日が来るまで自分の心境の変化を記録することにした。

転勤5日前、ホメオスタシスの勢いは止まらない。


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