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撮影許可とポートレートについての考察

1.個人撮影と商業・商用撮影


個人の趣味としての撮影、家族や友人とのスナップ写真を公共の場で撮影する場合は、他の利用者に配慮したうえで、許可なく撮影することができますが、撮影を商業目的で行う場合は許可が必要となることは常識でしょう。

ポートレート撮影の場合、被写体モデルさんがフリーランスであるか、撮影会の専属であるかによって、許可が必要になるのか、そうでないかが分かれてくるかと思います。

例えば、公園等で撮影会を開催する場合、管理者に撮影許可を取られているケースがあります。

また商業目的でなくとも、一時的に占用を伴う撮影は、施設の通常利用を妨げる可能性があるため、各自治体の条例に基づき許可を受ける必要があるといえます。

2.公共用物の管理者と許可


道路、河川、海岸、都市公園等の個別の公共用物についてはそれぞれの管理について、包括的な法律(道路法・河川法・海岸法・都市公園法)が制定されており、これらを公物管理法と称することがありますが、それらに従うことになる訳です。

道路に関しても通行に妨げがない範囲であれば、基本的に許可なく撮影することができます。ただし、大掛かりなロケを行う場合や三脚やレフ板などの機材を使って撮影する場合は、道路交通法第77条による使用許可を申請する必要があります。

3.個人撮影と撮影マナー

ポートレート撮影で、公共施設を利用し、snsに投稿した際、第三者からクレームをいただいたことがありますが、共用スペースで来場者の迷惑になるような撮影、例えば、三脚やレフ板の使用は禁止されているようですが、そういう迷惑行為は一切したことはありません。
クレームの声をいただいたカメラマンさん?は、同じ場所で、三脚立てて、レフ板を使って撮影して、係員から注意されたことがあって、その腹いせを私の作品に向けたと推察されます。
直接メッセージを入れるなどするなら分かりますが、そうされなかったことは理解に苦しみます。
根も葉もない言い掛かりにしか思えませんでした。

ポートレート撮影ではありませんが、撮り鉄が、列車妨害したり、私有地に無断で入り込んだりしてトラブルになるニュースを見たりしますが、限度を超えた撮影は目に余るものがあります。

自分の行動を棚に上げて、クレームの矛先を全うな撮影者、関係者に向けるのは勘弁していただきたい。
そんな思いをしたものでした。

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