デジタルを光速で突き抜けるとアナログになる、ことを教えてくれた番組。
シンセサイザーが出てきた頃、YMOが生まれた。
当時最先端のテクノロジーを駆使して作り上げた一枚のアルバム。
さまざまな音楽のエッセンスを活かして、3人それぞれの持ち味が、収録曲に出ている。
この番組は、他の回も大好きで、忌野清志郎や矢野顕子の回も素晴らしかった。登場している人たちがすごく楽しそう。
自分も、豪華なゲストと喋りながら、その曲作りに参加しているような気になる。
今回思ったのは、当時のシンセサイザーを、現代のGPTに当てはめると、いま人間ができる全く新しい表現、可能性が見えてくるんじゃないか、ということだった。YMOがシンセサイザーを使って新しい表現で世界を席巻したように。
そして、デジタルが進化するほどに、作り手はアナログに深化して、心の奥底に眠っている何かを発掘して作品にする作業に徹することではないだろうか。
そこに、時代が移り変わっても消えない何かが生まれる気がする。
オススメです。