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059「58歳の転職記・完結編」答え合わせ

私は、今回の転職活動を通して、私が取った選択、正しかったのか、ずっと気になっていました。
転職の道にガイドがあったわけではありません。転職の解説本とかは読みませんでした。
選択肢を間違った可能性があります。
もし別の選択肢を選べば、もっと良いお給料が貰えたかもしれないし、もっとやりがいのある仕事にありつけたかもしれません。

そんなことを考えていたら、Facebookで、ある方が、河合薫さんの
「40歳で何者にもなれなかったぼくらはどう生きるか~中年以降のキャリア論~」という本を紹介していました。

気になったので、読んでみました。

そこでは、大多数の人は負け組で、負け組は負け組としての生き方がある、ということが書いてありました。
私は40歳でも50歳でも何者にもなれなかったので、ドンピシャ「負け組」に当てはまります。

そして、この本の後半で、著者が考える、負け組が中年以降に実践したほうがいい生き方が示されていました。
そこで私は、何のガイドもなく私が考えて行動したことが、この本が勧めている生き方とどのぐらい合っているか、検証してみることにしました。いわゆる、答え合わせです。

(以下、ややネタバレあり)

会社生活では、多くの上司に仕え、一所懸命尽くしました。残念ながら、皆さん自分のことで精一杯で、私を出世させたり、私にいい仕事をくれたりしませんでした。まあしょうがないです。

出向したり、営業をやらされたりしました。しかし、自分を諦めることはなく、誇りを持って働くことができたと思います。私は、自分の可能性を信じていたし、今も信じています。

体の異変を体験し、自分の人生が永遠でないことを知りました。

そして、私は今回、やってみたかったこと、事務職で働くことを選択して、それを実現しました。

組織人をやめ、仕事人になりました。

私は運がいいと思います。この年齢で、私を拾ってくれる人がいるのは、とてもありがたいです。まだ、捨てたもんじゃないです。

あえて言うなら、後輩の育成とか、次世代のために働くことは、出来ていないと思います。これは今後の宿題です。

というわけで、本に書いてあったこと、自己採点ではだいたい出来ていると感じました。及第点、貰えたかも。

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