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本気で取り組み泣いて笑って成長した最高の2日間のお話

「……やめようかな」

2021年12月19日の22:00。これはLovegraphキャンプの班での交流会後の私の正直な気持ちである。


2022年1月15日、16日。
Lovegraphが主催するLovegraph キャンプ vol.9に参加してきた。

結論から述べよう。
本当に楽しかった。最高だった。
ちゃんと逃げずに行った自分を褒めたい。キャンセルも申し訳ないな、あとなっつんさんに会いたいしな。えらいぞ、よくやった。天才だ。


Lovegraph キャンプに行く前

私、本当に冒頭のように迷ったのである。
何がこんなに引っ掛かっていたかというと、このキャンプ、実際にゲストさんに来ていただいて写真を撮るのである。Lovegraphに所属するカメラマンを育てることが目的のキャンプなのだから、今考えれば当たり前なのだが(むしろそれが魅力でみんな参加する)、私の情報収集能力の無さからそんなことは知らずに応募していた。今考えれば知らなくてよかった。知ってたら絶対応募なんかしてない。

まずその事実に頭がついていかない。
さらにゲストさんは講師の方の本物のお客さんだという。

待ってくれ、そんなの重すぎる。なにかあったら?なにか不適切なことがあったら?私だけの問題ではない。講師の人に、会社に迷惑がかかる。そんなところに生半可な気持ちの人間が行っていいわけがない。

キャンプ前の私について確認しよう。
カメラの勉強はしたことがない。好きに風景を撮っているだけ。人物を撮影しようと意気込んでの撮影なんか、2年も前だ。しかも野球場でこれまた好きに野球選手を撮っているだけ。そしてなんといっても対人にめちゃくちゃ難ありの人間なのである。

面と向かって話す時に目を合わせて話すことができない。特に真剣な話をする時。これは初対面の人間だからとかではない。家族がやっと、小学校からの友人でも無理だ。さらになにげない雑談ができない。お分かりの通りだ。かなりの人間なのである。

正直ものすごく迷った。
けれどカメラの勉強がしたい。私は12月に自分のネットショップをオープンしていて、そこで自分の写真を売りたいと考えていたから、絶対にカメラ技術を学びたい。しんどいのは1日だけだ。できる、なんとかなる。ひたすらにそう言い聞かせてついに当日を迎えた。


Lovegraph キャンプ当日

1日目。
撮影をする公園を散策しながら撮影。実践も交えて写真の撮り方を教えてもらう。みんなで写真を撮っているときはとても楽しかった。何にも知識がないから全ての情報が新しいし、写真技術は向上する。

でも1人で公園に残ってここで撮ろうかな、明日どんなポーズしてもらおうって考えていたら、強烈に悔しくなってきた。みんなすごい素敵な写真撮ってたな。ポーズの指定もたくさんして、撮ってもらってるのもとっても楽しかった。1人だけ制限時間8分を埋められなくて。見返しても人様に見せるような写真なんて1枚もなくて。

そして何よりみんな楽しそうに話しながら帰ってったな。なんでここに1人いるんだろう。下手くそは人より努力してなんぼなんだから当たり前なんだけど。すごく悔しくなった。明日は誰よりもうまい写真を撮ってやる。そう思って日付が変わるまで撮る場所、ポーズのプラン、どのアングルから撮るか考えて、カメラの設定まで全部頭にたたき込んだ。

2日目。
朝、その日の撮影の感覚を掴むために、1時間前にロケハンをしに公園に行き、昨日の夜考えたものを実践できるかをやってみた(本当は1時間半前に行きたかったがホテルの朝食券をなくして出遅れる、悔しい)。光の向き、考えたアングルが思い通りになるかの確認、さらには12分の流れを実際にシュミレーションした。

結果どうだったか。まあ、惨敗である。
ポーズは抜けるし、最後に手を消毒してもらうことも忘れたし。ポケットにまで入れたのに。何言っても言い訳なんだけれどね。

当たり前と言われれば当たり前かもしれない。1日やそこらでうまくなる訳がない。そんなことはわかっている。けれどそんなことでしょうがないか……なんて思う人間ではない。死ぬほど悔しい。その証拠にレタッチ後のレビューでみんなの写真を見て泣く。本当ずっと泣いてて申し訳ない。でも悔しいのよ。


私が本気になれたわけ

と、ここまで私が2日間必死にもがいた様子を書いてきたわけだが、別に自分の頑張りを自慢したくて書いているわけではない。

みなさん思い出してほしい。私の当日までのこのキャンプへの感情を。
写真を上手に撮りたい思いはあったけれど、人物撮影、特に2日目はなんとかなるの感情しかなかった。なるようにそれなりに取り組むしかない、しんどいのは1日だけ、とまで思っていた。

でも実際に参加をした私は全く違った。めちゃめちゃ真剣に取り組んだ。技術の面では下手くそだったと思う。けれど私より2日目の撮影の事前準備に時間を費やした人なんて正直いないと思う。そう思えるくらい真剣に向き合って努力したのである。


なぜこんなに真剣に取り組めたのか?
この質問、私は「なっつん班でキャンプに参加したから」と自信を持って答えます。

もちろんキャンプの全体の雰囲気が真剣だし、みんなが写真が好きで上手になりたいと思っていることもあると思う。けれど私は絶対になっつん班でこのキャンプを過ごしたからだと思うのである。

講師のなっつんさんはずっと不安だ不安だという私に丁寧に寄り添ってくださった。事前学習の時から質問を鬼のようにかましても、1つ1つすごく丁寧にしかもすばやく返してくださって本当に安心した。スキルチェック面談でも励ましていただいたし、1日目の夜も2日目の準備に関する質問をしたら「不安だろうけど大丈夫」とわざわざZoomを繋いでくださった(ちなみにここでも悔しいって言って泣いた)。

それからここまで全く触れていなかったが、なっつん班で一緒に学んだ仲間がとてつもなく優しかった。本当にみんな優しかった。

初回の顔合わせで、人物撮影のことについて知り、パニックになって泣く私を見てもみんなが大丈夫だと励ましてくれた。
キャンプ当日もピントの合わせ方から分からない私に付き合って立ち止まってくれ、いろんなことを教えてくれた。自分も緊張しているであろうに、ど緊張して吐きそうな私に大丈夫だからと励ましてくれた。みんなの真剣な眼差しと姿勢が私を一気に本気で取り組む姿勢に変えてくれた。

そして何よりなっつん班の人たちは、本気になって感情が溢れ出してすぐに泣き出す私にめんどくさがらずに向き合ってくれた。これが本当にありがたかった。

最後、どうだった?と聞かれた時に私はこれまた泣きながら「本当に来てよかった」と答えました。今も心の底から本当に行ってよかったと思います。


本気で物事に取り組むということ

久しぶりに本気で物事に取り組んだ2日間だった。
新年書くチャレンジの身につけたい習慣に本気で取り組むをあげたのもこの2日間の経験から。本気で物事に取り組むというのは、最高に楽しくておもしろくて悔しくて成長できることを知った。この先人生を振り返ることがあったら、確実にターニングポイントにあげる。それくらいの2日間だった。

私は今すぐラブグラファーにはならない。
すごく興味があるし、素敵な仕事だと思う。しかし、私はこの2日間の本気の経験で、他に取り組みたいことがあって、まずはそちらに本気で挑んでくることを決めた。その後もどうするかは分からない。けれど、Lovegraph キャンプ vol.9での経験は私の一生の財産になるだろう。

本当にありがとうございました。そしてなっつん班のみなさん、これからも仲良くしてください。よろしくお願いします。

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