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大失敗!さあどうする?

日本の恥!すぐ辞めて!
内外から批判されている森会長の話題がNews Cycleを騒がしていますが、
この話題、ここで幕引きとなるのでしょうか?
IOCも、組織委員会もそうしたいところでしょうが、
今回の問題を通じて、むしろジェンダー問題解決に向けて
加速すれば良いなと期待しております。
多くの先人たちが道を作ってくださってきた。
この恥ずかしい状況から今度は大きな、太い道を作れるかも知れないと。

”日本国民は熱しやすく冷めやすい。
ワールドカップもオリンピックもご覧なさい。
喉元過ぎれば忘れますよ。”
とある政治家が発言したことがありました。
悔しいけれどもそうだなと思います。
このまま冷めないかとの懸念も多少ありますが、
日本社会の改革へのチャンスになりますように!

『麒麟が来る』最終回を見ていて、
忠臣の助言にも耳を傾けなくなった織田信長を明智が討ち、
その機会を捉えた豊臣、
そしてジッと時機が熟すのを待っていた家康。
これに重ねて見てしまいました。
森さんを討とうという明智役が現れるかどうか?

このような大失敗。
とりわけコミュニケーション上の大失態は
過去にもたくさんの事例がありますが、
そこから学び取り、どうするか?を考えておくのは
自分が大きなミスを犯した時のためにもなります。

“Learn from the mistakes of others.
You can’t live long enough to make them all yourself.”
- Eleanor Roosevelt

日本の政治家はコミュニケーションやイメージコンサルタントを
使わないのでここまで大炎上するのでしょうね。
トランプさんもアメリカ大統領としては
スタッフの言うことを聞かなかった珍しい存在です。

このようなPR Blunderがあった時の作戦をいくつか:

1)知らんぷり作戦:low profile作戦とも言えますね。
まさに今なされていることです。
一通り、”許せない発言です”
”お詫びして撤回しましたので”と無害なコメントで終わらせる。
あとは知らんぷりです。国民が忘れるのを待つ作戦。

2)引導を渡す:これは現実的ではありませんね。
明智になると…
政治家生命を終わらせる覚悟のある方しかできませんが、
”お辞めください”と言える方がいるのでしょうか?

3)第三者委員会作戦:超党派など色々なやり方はありますが、
国民の代表や専門家などを内外から集めて、”再発防止”を議論する。
忘れた頃に報告書をまとめて解散というパターンはよく見られます。
これがまたの名をガス抜き作戦ですね。

ここで、できれば、若手のガッツある議員の方にはこの会議を制度化して、
政治家に学ばせるだけではなく、
社会の改革、国民の意識改革に政治が何をすればいいのか?
国民の意見に耳を傾け、政策に落とし込んで実行まで移してほしいものです。

4)国策作戦:政治家の力で財界、官僚も巻き込んで
ジェンダー問題についてもっと野心的な政策を作り、打ち上げます。
菅総理に国内外に対して
”確かに日本はジェンダー平等ランキング153カ国中121位です”
と認めさせる。
”まさに今回のような問題は社会のあちらこちらで見られている現状です。
先進国としても恥ずかしい。なので、改革します!
5年後は50位まであげます!”
などと大風呂敷を広げてもらいます。
国が官民一体になってやればできると思うのです。
国民が世界的に恥をかいたと思っている今こそ!
オリンピックが開催されても、中止になったとしても、
日本が国際社会に真のオリンピズムを見せましょう!
という事です。失敗を認めて成長するのです。
できれば大阪万博の際には変わってきた日本を見ていただけると最高です。

人権、差別、報道の自由など
日本は先進国としてはまだまだ恥ずかしい面があります。
国内だけに目を向けていると忘れがちですが、
今まで溜めてきた宿題を一気にやって、一発逆転も可能です。
成功した暁にはジャパンモデルとして
他の国々に”輸出”も可能ですし、
これこそ、SDGや国連へのソフトな貢献として歓迎されると思います。

歴代総理大臣の功績ランキング、
総理大臣時代以外も含めて森元総理、意外と高いものもあります。
(もちろん、ワーストのランキングも高いですが)
もしこのような展開が実現したら、
日本社会が改革できたきっかけを作ったということで
後世に語り継がれるでしょうね!

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