カルディの花生酥はピーナッツスカッチ
Twitter(X)の過去呟きが参照しにくくなってるので、ちょっとしたことでもnoteにしておこうかなという気持ちで安易に記事作成。
KALDIの台湾フェアでうちの人が花生酥を買ってきてくれた!花生酥!!
ファーシェンスーって読むのか。発音気にしてなかった。花生酥大好きです。
実食。うま!
ガリガリしててボソボソしてない!一口で食べられる!すっごい食べやすい!
台湾のやつとは方向性が違うけど美味しい。
本場の花生酥って
・めっちゃピーナッツ!って味
・強い甘さ
・きな粉を固めたような粉末っぽさ
・食べるとぼろぼろこぼれる
って特徴があって飲み物マストのお菓子じゃないですか。私はそういうところがあっても好きなんですが、間違いなく食べにくさがある食品。
台湾の花生酥はまず一口で一気には食べられません。
口ぱっさぱさになるし、とにかく味が濃くって、一粒もカルディのに比べたら大きなブロック状。ぽんと丸ごと口に放り込んだりしたら、お茶!コーヒー!って慌てて飲み物に手が伸びる感じ。
カルディの花生酥はそういう難点を上手にフォローしてるなぁと思います。
まず形状。本場もののレンガみたいな形ではなく薄い板状。水飴強めでピーナッツの粉末っぽさが弱く、噛み砕くタイプのキャンディのような生地。
味は本場の花生酥に比べればピーナッツの強さと砂糖の甘さを抑えていて、バターの風味でまとまりよく仕上げてあります。チェルシーのバター味とかヴェルターズオリジナルとかあれ系のキャラメルバターな味わい。
元の花生酥の素朴さ(素材そのまんま感)やピーキーなところを下げてバランスを整えて、菓子らしさを上げた感じ。日本で売るにあたって花生酥の食べにくさを丁寧に消していった印象です。見事なローカライズ商品開発。
で、これ花生酥というより何かに似てるなって思ったんですが、分かりました、これだ。
アーモンドスカッチ!
こっちも大好きなお菓子です。好きなわけだ。
そういえばチェルシーもスカッチという言葉を製品に使いますし、ヴェルターズオリジナルもタフィー(トフィー)を元にしたキャンディです。なるほどなるほど。
中華菓子としての花生酥の日本語は長らく「ピーナッツケーキ」だったと思うんですが(※)、ケーキの語感に日本語でズレを感じたようでカルディでは「ピーナッツバター『クッキー』」という言葉を添えています。ざくざくした断片のイメージで採用したのかな。
たぶんこれ「ピーナッツスカッチ」って言うともっと伝わりやすい気がする!
結論:KALDIオリジナル花生酥はピーナッツスカッチ
うむ。(満足)
美味しいです。おすすめ。
※ピーナッツケーキという言葉は一回英語をくぐってるかも。「酥」を英語のcakeにあてがって日本語化させたんだと思います。英語のcakeって生地をまとめた塊みたいなニュアンスもあるのでお餅もrice cakeになる。
ちなみに中華菓子としての花生酥、昔は中華街の食材店で普通に買える時期があって(2010年代前半くらいかな?)ある時に出会ってめっちゃはまったのですが、ほどなく全然売られなくなってしまいました。
何度か調べてもよく分からなかったのですが、何か食品輸入の法律的なところなのかなぁと思っています。カルディのものも美味しいですが上に書いた通り日本ローカライズされて食べやすく、元の花生酥とは多少別のお菓子になっているように感じます。台湾のものもまた日本で手に入るようになるととても嬉しいのですが。
カルディの花生酥はパッケージ裏を見たところ国内生産で、名古屋で作っているようです。
昨年の台北では迪化街の澎玉191(Jade Boat 191)というお店の品揃えが良かったです。
場所(Googleマップ)はこちら
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