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お茶パッケージのお店に行った! 麒麟茶業包装①

どーん!

外観

やってまいりました麒麟茶業包装、竹山総部!
想像してたより大きい!

※行ってみたいという酔狂な方がいらっしゃるか分かりませんが、アクセス情報は一番下に書いておきます。台中駅から1時間ちょっとです。


麒麟茶業包装行とは?

何の施設かと言いますと、台湾の中部にあるお茶に関する販売用のパッケージ類を扱う大きなお店です。2023年現在、台湾国内に竹山、埔里、中埔の3店舗と、中国福建省の廈門との合計4店舗あるようで、今回行ったのは竹山鎮の本店。

地図だとここ

台湾のお茶屋さんやお茶農家さんたちがお茶を詰めて売るための、袋、缶、箱、紙袋などの販売を行っています。
旅行後に会社でお喋りしたら「業者じゃん」と言われました。100%趣味です!

店内!

店内(包装資材エリア)

でかい!広い!やばい!!
大きく入口側と奥側で内容が分かれていて、入口側は本業である包装資材のエリア。茶葉を入れるアルミの茶袋や缶、箱、持ち帰りの紙袋などが大量に並んでいます。
奥側はそれ以外の茶道具、お茶事業関連グッズの販売エリアになっています。

梨山茶や高山茶の茶袋のあたり

見たことあるやつが山ほどあるーーー!!!!

やばいやばいやばい、死ぬほど見覚えのあるパッケージだらけ!

下のこれ自宅で撮った写真なんですが梨山のアルミ袋なんてまったく同じものですよね!?


大禹嶺がすげー量ある

大禹嶺がやたらめったらパッケージ多いんだけどこれ全部を使い切るほど実態生産量あるの!?一店舗の店頭在庫だけでこれって無理くない???(今、大禹嶺の農家何軒あるのよ)

缶とか箱とか
硬い紙製の茶筒見本

見覚えー!(略)

この箱のデザインかわいい

このデザイン可愛いなーって思ってたらこの後お茶屋でおまけにもらったティーバッグの袋がこのシリーズだったよお前麒麟のオリジナルデザインなのかーい!

おまけでいただいた高冷茶ティーバッグ
麒麟茶葉包装って書いてある

かわいい。雀悦って名前のデザインらしい。
Facebook見ると2016年に新作って言ってるから定番化したんだね。

麒麟茶業包装さんのFacebookより

閑話休題。
いやもう、ほんと、本当に楽しい。
ガジェットやパッケージ用品などは前から好きで日本の合羽橋商店街とか台北の梱包資材店(瓶瓶罐罐とか)とか色々行きましたしそれぞれとても楽しいのですが、これほど台湾茶に特化して溺れられる場所はありません。

茶産地マップ。缶の棚が写り込んでる

この茶産地マップポスター、たびたびお茶屋さんで見かけるやつでもわりと情報精度の良さそうなものでした。値段がついていなかったので非売品かなと思って写真だけ撮りましたが、店内だけでも何枚か貼ってあったし、お店の方に買えるかどうか聞いてみても良かったかも。

パッケージにただ台湾茶と書くか、高山茶や高冷茶と書くか、または細かな産地名や、東方美人など茶の種類を書くか等々は時代やターゲットでも違って来るかと思います。販売量で流行が見えそうですが、前述の通り大禹嶺がたくさんあったほか、華崗の袋がそれなりに量があったのが印象的でした。

箔押しのアルミ袋の見本

上はキラキラした感じの茶袋に箔押しで名前を入れた時の見本。華崗や天地、台湾紅玉(台茶18号のこと)や蜜香貴妃茶などの文字も見えます。

包装室もありました

農家さんや小売店から茶葉を預かって指定の袋に梱包する仕事も請け負っているようで、真空パックできる作業場がありました。こういう見せる工場っぽいやり方も上手です。

ずーっとうろうろしてたら、さすがにもう出るから買うもの決めなさいと言われてしまいました。うう、名残惜しい。いつまででもいられる。

次回は茶道具のエリアや購入品などの話を書く予定です。

行き方

台鉄台中駅のバスロータリーから長距離バスで竹山行きに乗って、終点手前の延平というバス停で降りてその道をまっすぐ10分ぐらい歩きました。台中駅から1時間ちょっと。バスは台中客運6188。

並ぶ場所わかりやすい

台中駅のロータリーでバス待ち。

バス乗り場にある台中客運のカウンター

6188、延平(竹山)と書いた紙を見せて切符購入。
片道で113元でした。
悠遊カード(EasyCard)でも乗れます。
私は職員カウンターがある場所では先に買うことが多いです。旅行中はいろんな行動に確証が持てないので、何時に発車するかとかこのバス停で大丈夫かとか、購入プロセスでちょっとした不安解消ができるのがありがたいです。

6188竹山行きの路線図。終点の一つ前が延平
このレシートをバスの運転手さんに渡します

チケット買ってあったのにうっかり乗車時に悠遊カードを当ててしまって、カードに返金してもらいました。運転手さんごめんなさい。

延平のバス停で降りたら、その道をバスの進行方向(西、竹山市街地側)へ向かってひたすら十分ほど歩くと到着です。最初の写真の通り、かなりカラフルで目立つ大きな建物です。

帰る時は台中に戻るなら同じルートを逆に行くだけですが、どちらかというと帰りの方が待つ場所もないしバスの便も少なくて困りやすいので、バスの時刻や対岸のバス停の位置などをあらかじめ確認しておくことをお勧めします。
ちなみにUberが台湾でも使えますが、10分ぐらい待てば来てくれる車はありそうな雰囲気でした。都会ではないので車がたくさんいるという感じではなかったです。台湾で使える電話番号がある場合はタクシーの配車アプリの選択肢も広がると思います。(私たちは復路もバスを利用しました)

また、冒頭で書いた通り竹山の他にも店舗があり、埔里の店舗がバス停から近いのと、その後の移動にも交通の便が良いと伺っています。今回は麒麟茶業包装そのものが目的地だったので本店へ突撃しましたが(立地的に高山茶に強そうかなという期待もありました)、旅程によっては他の店舗の方が行きやすいこともあるかもしれません。

雑記

この周辺は他にも包装材のお店があったり製茶廠があったり、道なりで目に入る看板の多くに茶の文字が入っていて、山で育てた茶葉を下ろしてきて扱う産業が盛んなお土地柄なのだろうという印象でした。竹山が台湾茶では何かと目にする地名である理由が分かります。
麒麟までの道のりでも大包小包(大包小包茶葉包裝材料行)という昔ながらっぽい包装材のお店がありました。マップで見ると道なりに包装材のお店だけでもこんなにあります。

延平から竹山中心地への道

上の図では星印のところが延平のバス停。
バス停から西へ歩いて一つめのマークが大包小包、二つめが麒麟茶業包装です。検索ワードは包装材料ですが、出てきたのはどれもお茶関連の包装材のお店。

麒麟へ歩く途中で猫さんと目が合いました

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