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学校管理職として自律型人材の育成を目指した学校経営を実現していきたいと考えています。学…

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学校管理職として自律型人材の育成を目指した学校経営を実現していきたいと考えています。学校における「経営」マインドについて考えていきたいともいます。

最近の記事

児童・生徒の自律性を育てたい②

海外での教職経験をし、帰国後は、とにかく生徒が楽しく授業を受けられて、なおかつ、どの子も成績が良くなる授業づくりに取り組みました。 それには、当たり前ですが、生徒の「やる気」を引き出すことが大事だと考えました。テレビ番組のように、視聴者が飽きないように、そして、活動内容が変わる前には、コマーシャルが入って一息つけるよう、1コマ50分間をいくつかに分割し、参加型の、いわゆるアクティブラーニング系の活動をたくさん仕掛けていきました。また、テスト前は、自分の弱点を克服できるように

    • 児童・生徒の自律性を育てたい①

      子どもたちの自律性を育てたい。学校管理職として、私の人生をかけたミッションは「これ」だという自覚が深まってきた。 教職人生のスタート時は、真逆の教員だった。生徒指導、部活指導を中心に中学生に舐められないように、鎧をまとい、厳しく指導していた。それなりの成果はでていたように見えたが、時々、生徒との関係性が噛み合わないと、関係性が壊れ、成果どころか、教師としての自信を失うこともあった。 でも、未熟な関わり方ではあったが、当時は「若さ」から生徒や保護者に助けられて、なんとか、充

      • 大学院の受験先を変更します

        これまで、今後、校長としての学校経営を充実したものにしていきたいという思いから大学院進学を考えていました。 児童・生徒にはエイジェンシーや21世紀型学力、自律性を身につけることのできる教育内容にアップデートしていきたいと考えていました。 手法としては、カリキュラム・マネジメントと組織マネジメントを進める中で、魅力ある先進的な学校経営の研究を希望していましたが。 現在も学校経営のトップとして、実践したい内容は変わりませんが、出願へ向け何度も何度も自問自答していたら、本当に

        • 褒めて伸ばす

          そろそろ学校でも人事評価の時期に入ります。 管理職としては、先生方のこれまでのがんばりを短時間の中で精一杯承認していきたい。 存在承認 行動承認 結果承認 それぞれが頑張って今の学校があるのだから。

        児童・生徒の自律性を育てたい②

          現職でも進学できる大学院

          新型コロナウイルス感染症のおかげで、大学院の授業もリモートで参加できるものが増えています。 調べてみると、毎日忙しく学校の業務に取り組んでいる教員や管理職でも通学することなく、大学院を修了できるシステムを導入する大学を見つけました。 とは言っても,通信制ではありません。そして国立大学です。著名な教授も在籍しています。 オンライン説明会にも参加しましたが、修了まで一度も通学しなくても学位が取れるそうです。 教諭時代にやりきれなかっとこと、校長として成し遂げたいこと、自分

          現職でも進学できる大学院

          大学院で実践研究したいこと

          教員生活終盤に差し掛かって、これまでの経験から、グローバルな視点で日本の学校教育では生徒の自律心を育てるというよりは、削いでいると感じている。 管理職として、自律心やエージェンシーを培うカリキュラムを作りたいと考えています。 また、そのような学校経営を推進するにあたり、組織力の向上や校長としての組織マネジメント能力を高めたい。 コーチングマインドを持って人材育成にも積極的に取り組みたい。 ということで、教職大学院の学校経営コースを受験しようと決意しました。 希望した

          大学院で実践研究したいこと

          生徒のエージェンシーを引き出したい

          OECDが2019年に発表したラーニングコンパスの中核概念としてエージェンシーが据えられています。 エージェンシーとは変革を起こすために目標を設定し、振り返りながら責任ある行動を取る能力のことで、子どもたちは生まれながらにしてもっていると言われています。 このエージェンシーを発揮する場面を学校の中で積極的に作って行く必要があると思います。教科の学習ではもちろん、社会の繋がりを実感できるカリキュラムづくりが不可欠と言えます。 生徒が10年後に自信をもって生きていけるような

          生徒のエージェンシーを引き出したい

          教員はハイパフォーマー

          教員は生徒の自立を高めるために、しっかり教えることは効果的に教えて行かなくてはなりません。 しかし、教員になる人は、学生時代に普通の人より勉強や運動ができた人が多いという印象があります。 すると生徒がなんで教えたことを理解できないのか、部活動で指示したことができないのか、なぜ、宿題をやってこないのか等理解できない部分もあるかと思います。 そのような場面で厳しい声かけや相手を否定するような指導をしてしまいがちです。 あの、行動科学で有名な石田淳さんは、部下ができないのは

          教員はハイパフォーマー

          どんなタイプの校長に

          学校は生徒のためにあるところである。ということから考えると、その生徒を指導してくれるのは、教職員です。 先生方も一人一人個性があり、得意・不得意なこともそれぞれだと思います。校長もその中の一人。 安全管理や服務規律関係では、先生方を正すことはあっても、その教え方・考え方、生活スタイルまで否定したり、正したりはできない。 先生方の良いところに声掛けを絞って、自己イメージを高めさせ、やる気になってもらえる環境を整えていくことに重きを置く学校経営を進めていきたいと考えている。

          どんなタイプの校長に

          どこの大学院で学ぶか

           学校経営について学べる大学院はたくさんありますが、私が、学べる可能性がある大学は自動的に絞られてきます。まずは、大学院の修士か教職修士の視点。修士課程だとかなり専門分野が絞られてきます。現在は、文部科学省の指導でどの教員養成系の大学でも修士課程は心理系の内容のものが大半です。心理系も大変興味がありますが、研究志向が強いので、学校管理職としての学びや研究からは少し遠くなる印象があります。すると教職大学院が候補になります。さらに学費の点で考えると、私立大学はかなり高額になります

          どこの大学院で学ぶか

          学び続ける管理職になるために

           学び続ける管理職になるために、大学院への進学を考えています。教職関係の大学院への進学を考えるときにハードルとなることが、時間、学費、体力の3つです。費用対効果も考慮したい。あと現職でいられるのも数年の中での決断となると、今後に役に立つ免許や資格という視点も大事になるからです。しかし、考えすぎると、前には進みません。色々な学校について比較検討しながら最適解を探していきます。

          学び続ける管理職になるために

          教職大学院への進学を考える

           前回の記事でも書いたとおり、私が校長職についたときにに実践したいことは、生徒や保護者、教職員をハッピーにしたいこと、そして、生徒が10年後、20年後、30年後に役立つ資質・能力を身に着けさせたいことがあります。それには、これまでの教職の経験をまとめながら、自分自身を進化させて行かなければなりません。学び続ける管理職であるために、書籍で学ぶことはもちろん、大学院等でもう一度学ぶ必要があると考えています。

          教職大学院への進学を考える

          学校経営に大切なこと

           私は、現在、教頭をしています。教頭は校長を補佐する立場であり、最終決定することはあまりありません。もともとは、子供を育てることが好きでこの職業につきました。学級経営や部活動の指導も経営的要素はありますが、学校の先頭に立って教職員を束ね、地域や保護者を巻き込みながら学校経営する経験はありません。自分が校長としてどう学校を経営し、職員とともに協働しながら、生徒に未来に通用する力をどのように身につけさせるのかが課題となっています。そこで、今、学校経営に必要なことは2つあると考えて

          学校経営に大切なこと

          簡単に学習内容を定着させる方法

           みなさんは何か学習した後、どのようにその内容が身つくよう工夫していますか?繰り返し書いたり、読んだり、ドリルをしたりして短期記憶から長期記憶へと頭の中で整理しながら定着を図ったりしているのではないでしょうか。記憶はむやみやたらに知識を断片的に暗記しようとするより、意味を理解した上で本物の文脈の中で覚える方が容易に覚えられると言われています。  ここからが本題。より効率よく覚えるには、「小学生に教える」ことを目標に学習することをお勧めします。覚えたことを小学生にわかるように説

          簡単に学習内容を定着させる方法