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フォーエバーコミケ童話

どうもMr.ストマックです。今回は漫画の感想です。

2017年のうちに感想を書きたかった作品が何個もあったのですが、私が駄文をつらつらと書き連ねる場が無かったので後回しになっていました。
しかし2018年、無職になった私はnoteという場を得たので感想文等もこの場で書いていこうと思います。

さて、皆さん「コミケ童話」という神作品をご存知でしょうか?

おのでらさん先生がTwitterで発表していた作品が書籍化された本であり、本の帯から抜粋させて頂くと「オタクのリアルな生態を童話でひも解く捧腹絶倒オタクコメディー」と記されています。

まさしく!!!!

こーゆー超的確かつ興味をそそるキャッチコピーがかける出版社の方々はすごい。僕の心の女陰はこのキャッチコピーで既にビシャビシャです。


以下から私のこの作品の好きなところを。

私がこの作品で激烈に惹かれている所は多数あれど一番はこれです。

語彙の消失のリアルさです。

いや、リアルすぎません?
コレは誰しもオタクだったら部屋で体験してるでしょ。ちなみに僕はこれ「かめれさんのデレマスまとめ本」とか読んでるとよくこうなります。

この状況も往々にしてよくありますね。これもオタクなら誰しも身に覚えがあるんではないでしょうか。
ちなみに僕は情緒が安定してないタイプのオタクに筋肉を搭載したメンヘラゴリラタイプのオタクなので、こーゆー状況に自分が陥ると無意識に暴れてしまう習性があります。住んでる部屋のベランダの柵を引き抜いてしまい大家さんに4万5千円払ったのは記憶に新しい出来事です。

これなんかはもうコミケ会場やコミケの参加サークルごとの打ち上げ等でよく見る景色ですよね。コミケ会場で戦利品を読みたすぎて家まで我慢できずにそこらへんの日陰で戦利品を広げるオタク達の姿を彷彿とさせます。
まぁ薄い本を読んでいるのはオタクじゃなく笠地蔵ですけど。

いや、っていうかまず笠地蔵が薄い本読んでるなんて時代を超えた文化交流が見れるマンガは世界広しと言えどマジでコミケ童話だけですよ。この時点でもうこの漫画を買う価値は天元突破。みんな買ってすぐ読もう。


そして語彙の消失のリアリティの他にも推しポイントはまだまだあります。

会話のテンポの良さです。

一コマにこんなにセリフが入ってるのに読むのが全く苦じゃないの凄い。ってかむしろテンポが良すぎて声に出して読みたくなるくらい。
言葉のチョイスとかも最高に最高だから会話のテンポ+オモロのコンボで最高に読んでて気持ちいい。

ここの左上のコマの「やばい」ってセリフを重ねて使うのとかもホントにすごいなぁって思う。
セリフとかって減らしてスッキリさせるのがセオリーだろうに重ねて同じ言葉を使うことによって会話のテンポが加速して、結果的にこれが読みやすさとスピード感の一助になってるように見える。ってか一冊通して全体的にこの重ね言葉に笑わされまくった。凄い。好き。好き。(←下手くそ)


まだまだ推しポイントがあります。
これはもう本当に超個人的なポイントなのですが「イカしたオッサンやババァが盛りだくさん」な所です。

私の提唱している説の中に「男は強いババァが好き」というのがあります。

私は26年間生きていて「からくりサーカスのルシール」や「ARMSの高槻美沙(主人公の母)」「フルアヘッド!ココのミルドレッドさん」が嫌いな男を見たことがありません。たぶん地球上にいないんだと思う。そんな事を踏まえてこのシーン。

完全にオオカミに喰われたババァのセリフじゃない。生死の境にいるはずなのにこの落ち着き。強者の香りがプンプンします。強いババァ is カッコイイ。

またコミケ童話は書き下ろしも盛りだくさんで最高。

特に好きなのが「おおきなかぶ」から最終話である「コミケ童話」の流れである。

各エピソードで各々主人公だった彼らが最後に一同に会する辺りとかはもうなんか「クロノトリガー」や「LIVE A LIVE」を彷彿とさせて胸が熱くなります。

「おぉ〜こいつら繋がってたんか〜ハイハイハイハイ…なるほど〜ハァ〜…好き…(目頭を押さえつつクソしたりフェイス)」

みたいな感じで読んでました。1人の空間で読めてよかった。
ここら辺はもうなんか詳細は伏せますが、各エピソード面白いのに最後の最後に一冊通して読んだ事によるカタルシスが堪能できる最高の一冊になってます。

とまぁこんな感じでゴチャゴチャと語ってしまいましたが、漫画の面白さ百聞は一見にしかずです。

コミケってワードくらいしか知らない。なんかオタクがワンサカ集まるイベントって事しか知らない。そんな人がコミケってなんなんだろう…?っていうのをガワだけでも理解するのにはまさに最高じゃないかと思ってます。

モチロン色々知っているオタクが読んだら共感やあるあるからなるオモロの海に溺れて岸に着く頃にはもう夢中です。

ともかく!みんな読もうぜ!コミケ童話!

https://t.co/9jhjCSXnGN

それでは長々と失礼しました。またどこかで!

#感想 #ダイマ #コミケ童話 #ババァ

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