はるこ

魂が震える音を聞け!~はるこ少女期~


どうも、Mr.ストマックです。

例の如く今日も漫画のオススメです。
早速ですが皆様「はるこ少女期」という漫画をご存知でしょうか?

「はるこ少女期」は一億年惑星先生が2015年2月まで新都社でweb連載してらした名作です。まず読んでほしい。完結してるから読んでほしい。おまけにこの漫画は全て無料で読める。
オレはこの作品を読んだ次の日から身長が8cm伸びたしモテモテになったし料理ができるようになった。(※効果に個人差はある)

いいのか?この神作品が無料で読める環境いいのか?オレは常々日本政府から一億年惑星先生に大量の金を払ってほしいと思っている。

あらすじをまず説明させてほしい。

1997年夏、死のうとしている青年のもとに一人の少女が訪れ奇妙な共同生活が始まる。ストーリーが進むごとに青年が何故引きこもり、そして死のうとしているのか。
少女はどこから来たのか。複雑に絡んだ因果や人間関係が二人の成長と共にほどけていき全てがあるべき場所に収まる魂の再生と成長の物語だ。

あまり要領を得ないあらすじ紹介で申し訳ない。しかしこの作品はホントに要素が多く、短い文で紹介するのが難しいのだ。

オレが書いた拙いあらすじだけだとものっすごいカタいストーリーの漫画を想像してしまうが、そうではない。
一億年惑星先生の魂の動きをそのまま紙に写し取ったかのようなハイテンションなギャグは随所に散りばめられている。雰囲気を体感してくれ。下記ツイートの引用から感じてくれ。


一億年惑星先生は現在「COMIC HOTMILK」で上記ツイートの作品「母性天使 マザカルカノン」を連載してらっしゃる。みんなで読もうな。

また話を更に横道に逸らしてしまうが、一億年惑星先生はTwitterでは「アイドルマスターシンデレラガールズ」の双葉杏ちゃんの担当Pとしても活動していらっしゃる。
デレマス好きな人は是非チェックしてほしい。下記にまた名ツイートを埋め込んでおく。

可愛いって日本語を辞書で引いたらこのツイートが出てくる可能性すらある可愛さだ。踊っちゃう。心も身体も踊っちゃう。ichiちゃまの描くかまってちゃんの杏ちゃんの可愛さはもはや無限大だ。


さてはるこ少女期の話に戻ろう。
最初に言っておくがネタバレは極力避けたい。初めて読んだ時の感動を是非体感してほしいからだ。だから正直以下のオレの文はサラッと読んでほしい。

オレがこの漫画のオススメしたいポイントは多数あるのだが、最大の推しポイントは魂の美しさを直で感じさせてくれる所だ。

この漫画の登場人物はみんな業を抱えている。
現実から逃避するために心を壊してしまったり、自分の趣味を現実の立ち位置から打ち明けられずに自分を殺していたり、いない人物の代わりになる為に、自分の意思を押し殺して承認を求めたり、と色々な業が絡み合っている。

ただみんながみんな優しいが故に道を少し踏み外してしまった者たちなのだ。人の期待に応えたかったり、会いたい人がいたり、なりたい自分がいたり、そんな切実な願い故に無理をしすぎて心を傷めてしまう。

このはるこ少女期という漫画はそんな風に傷ついた人々の魂の再生が描かれている。再生に向かう人々とその魂は直視できないくらいの美しさなんだ。

はるこ少女期の好きな所をもう少し話させてくれ。
「ストーリー構成が上手すぎる」ことだ。この漫画は最初の時点ではキャラクターの立ち位置というか設定というかが全く分からないようになっている。それがストーリーの進行とともに徐々に色々な設定の謎が解けてくる。

その構成の美しさがもう素晴らしいのだ。ストーリーと共に伏線が全て綺麗に回収されていく様子は凄まじい。ページを読む手が止まらないという体験は中々凄いぜ。

ちなみにオレがこの感覚を味わえた作品はは中学生の時に読んだハリーポッターシリーズと大槻ケンヂ作品全般と金城一紀のレボリューションNo3と鋼の錬金術師、高校生の時に読んだ安部公房の箱男と砂の女、大学生の時に読んだ海獣の子供、イキルキス、そしてはるこ少女期だ。(抑えきれぬ自分語り)


また個人的には超推せるポイントだが、人によっては弱みにもなりえるポイントがある。
一つは「闇の描写の凄まじさ」だ。一億年惑星先生が描く人の心の闇の描写は凄い。説得力とリアルさが凄い。心理描写が上手すぎる故にこちらの心もガッツリその闇に浸ってしまう。

故に自分が摂取したコンテンツの影響を受けがちなメンタルの人は心に影響が出てしまうかもしれない。要は読むのに覚悟がいるタイプの人も出てくるかもしれないってことだ。
しかし逆に言えばそれくらい芯に染み入る作品だと言うことだ。闇を越えて見る光は格別だ、覚悟がいるメンタルの人も読む環境を整えて是非読んでほしい。

もう一つ人に勧めるという点でのネックになりえるポイントがある。
「長さ」だ。はるこ少女期は一億年惑星先生が約2年間かけて連載していた作品故に大ボリュームだ。読み終えるまでに4,5時間はかかるだろう。ここが中々オススメする時にハードルになってしまうかもしれない。

しかしオタクのみんなに考えてほしい。
好きなcpかつ最高に好みなssを書いてらっしゃる最高な個人サイトなんかを見つけて狂喜乱舞するも、そのサイトに作品自体が5,6本しか置いてなかった…みたいな経験はないだろうか?

そーゆー時にオレ達はこうなる。
オタクは全員心に山岸由花子を飼っているはずだ。
はるこ少女期はそうなる心配は無用なボリュームである。ましてや一億年惑星先生はTwitterでも活動してオレ達に日々最高のコンテンツを供給してくださっている。
山岸由花子みたいになんないですむんだよ!なんて決めセリフがあればボリュームに気後れすることなくオススメしやすくなるかもしれない。オタクのみんな各々頑張って布教に努めてほしい。


長々と書いてしまったが、オレはこの「はるこ少女期」という作品は本当に名作だと思っている。笑って泣けて心に刺さる名作だ。感動するんだ、超泣けるんだ。

ネタバレは避けたいと言ってるくせにオレがものすごく好きなシーンがあるのでここだけ貼らせてほしい。


まっすぐな言葉がまっすぐに胸を打つ。

誰かといっしょにいる事に「好きだから」「そばにいたいから」それ以上の理由なんていらないはずなのにオレ達大人は余計な言い訳をいっつも並べてばっかりなことを痛感する。

この漫画のキャラクターは本当に追い込まれている人物ばかりだ。
人間は追い込まれている時こそ余計な言葉や感情が取っ払われて、いわゆる「根」の部分が出てくるとオレは思っている。
この作品のキャラクター達の「根」には溢れんばかりの善がある。その眩しさとまっすぐさにオレはどうしても心を打たれ、涙が溢れてしまうのだ。

というかはるこ少女期と最終兵器彼女と火垂るの墓で泣かない人間は涙を流す機能が欠如しているかサイボーグの可能性が高いとオレは思っている。

とにもかくにも名作だ。マジで読んでほしい。人の魂の善良さというものを体感できる最高の作品だから。


さてそれではオレの大好きなキャラである聖罰解放(ラグナロク)紳士のパオオオオン葛藤ページでお別れしましょう。

ん~~~マンダム~~~~!!
それではまた次の記事で会いましょう。アデュー!!


宣伝!!(追記あり)

今年の夏コミでそんな名作「はるこ少女期」をテーマにした「はるこ少女期の曲」を私が作詞作曲等を務めるサークル「チーム☆胃薬」で制作させていただける事となった。一億年惑星先生が快く許可をくれた。好き。チュッ チュパッ

一億年惑星先生とは実はひょんなことから絡みだして、気づいたらオレは一億年惑星先生のことをichiちゃまと呼び、サークルの売り子をしつつ乳首で腕立て伏せをするようなそんな仲になっていた。人生とは誠に奇異なものなり。

現在全力で製作中だ。視聴動画ができ次第この記事内にもリンクやら宣伝ツイやらを埋め込もうと思う。

(以下追記部分)8月9日、ようやくできたからツイートを埋め込む。以下ツイートから視聴できるから是非聞いてほしい。

更に更に、無職仲間かつライターのナ月君がこの曲とはるこ少女期に関する紹介記事も書いてくれた。持つべきものは友(無職仲間)と強く感じる。
とても嬉しい記事だった。リンク貼っとくんでこの記事も併せて読んでくれると嬉しみ溢るる感じだ。ナ月君は過去にも俺たちの紹介記事を書いてくれている。神。法が許すならキスしたい。


そしてichiちゃまの神々の新刊のサンプルページも貼っておく。エッチなやーつだから未成年は見ないでくれ。成人はエッチな目で見てくれ。

とりあえず夏コミ!!
三日目 東リ‐02a にてサークル「1億年惑星」「チーム☆胃薬」ともに待つ!!みんなどしどし来てくれよな!!

※この記事の画像は「はるこ少女期」「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない 集英社」より引用 

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