見出し画像

子のためにお金を残す?

子どものためにお金を残したくなるのは親なら誰しもそう思うのかもしれない。

でも、お金の使い方を知らず、大金を手にしたら、親の「少しずつ長く使ってほしい」との思いとは違って、一気に使ってしまうこともあるでしょう。

その結果、身の丈の使い方に戻すことができず、浪費癖がついたとしたら、親の思いとは別な人生になってしまうかもしれないなあ。

知的障害がある人のすべてに成年後見人がつくわけでもないし、福祉とつながっているわけでもない。

親のお金は自分のために使ってもいいのではないかと思うし、子供のためにはお金のやりくりができる子に育ててほしいと思う。だから、そのためにもやりくり支援をできる人を増やしていきたいとも思う。

うちの施設の一人暮らしさんたちは、紆余曲折ありながらも、何のためにためるのか?をイメージしていて、少ないお金の中でも楽しみを得ることを知っているし、安いものでうまくやる方法もそれぞれ身に着けてきていると思うし、困ったときはSOSを言えるようになってきているし、ただただお金をためるのではなく「使うためにためる」ことがわかってきていると思う。

だから、仕事もきっちりするし、お客さんに購入いただけると嬉しいのだと思う。

もちろん、そのためにと職員も努力できるし、売れた瞬間の職員の歓喜が半端ない(笑)

自分で稼いだお金だから、大事にできるのかもしれない。

人にもらったお金は、大事にできないのかもしれない。だって所詮はあぶく銭と、思う朝。

(20231110 Facebookでの記事に加筆訂正あり)

この記事が参加している募集

お金について考える

私の記事への応援をありがとうございます。知的障害がある人のしあわせにつながるための資金とさせていただきます!