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幸せへと繋ぐもの


私の親族がひとつの命を家族として迎え入れた。

元繁殖犬
どれだけ産まされてきたのか
どんな毎日を送ってきたのか


もう産まなくていい。
産んでは取り上げられ
その繰り返しだったんだろう。



新しい名前をもらい
今まで経験しなかったことを共にして
話しを聞いただけでベタベタにかわいがってくれているのがわかる
もうずっと、わんこと生活をするのが当たり前になっているおうちでも「保護犬」を迎えたのは初めてで、でも何も変わりはない
目の前にいる命にたくさんの愛情を注いでくれている。
3世帯の賑やかな家族の中に仲間入りしてくれたひとつの命。


これからは穏やかだけど賑やかで
安心して眠れる場所に出会えた。


今この空の下ではぬくもりのそばにいる子たちと苦しんでいる命がいる。

全てを一気に減らすこともなくすことも出来ない。
だけど私は嫌だ。
小さな命が苦しんでいる姿を見るのは

想像するのも嫌だ。

だから諦めない
出来ることなんて少ない
それでも伝えていきたい
動いていきたい
伝える声が消えるまで。

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