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妻は私の「お母さん」じゃありません(笑)

「私は貴方の『お母さん』じゃない‼」…奥さんに対し「お母さん」「ママ」と呼んでこんな風に怒られる…よく聞く話です。

ちなみに私も子供ができてからは妻のことを「お母ちゃん」と呼んでいます。特に前述のように怒られることはありません。

それは妻がそういうことを気にする人ではないということもありますが、何故そう呼ぶのか話をしてあるからだと思います。

ナゼか…それは私と妻、子供達とお母さんの距離を同じくするためです。

小さい頃の子供にとってはお母さんは特別な存在。できれば自分で独り占めしたい。そこでお父さんがお母さんを名前で呼ぶと「二人は特別な存在」と判断してやきもちを妬くことがあります。お母さんがお父さんを名前で呼ぶのもしかり。なので私は妻に「お母ちゃん」と呼ぶことを宣言し、妻にも私を「お父ちゃん」と呼ぶようにお願いしました。

子供もある程度の年になればその辺は理解してくるようになります。その時にあらためて家族の存在の違いについて話をしました。

「お前達はお父さんと血の繋がっている家族、大切なのは当たり前。ただ、お母ちゃんは人生の中で唯一お父さん自身が『家族になりたい』と思って選んだ家族なんだ…だから奥さんとか旦那さんは子供や親とは違う意味で特別な家族なんだよ」と。

子供達は自分が大好きなお母さんが、お父さんにとっても大切なんだという自慢話を聞くと安心します。

とはいうものの、妻はよく「ウチには子供が3人いる」と話し、続けて「一番上の子(私のこと)が一番手がかかる」と笑っております。


ちなみにウチは「お父ちゃん」「お母ちゃん」…「パパ」「ママ」ではありません。

これには私と妻の大きなこだわりがありまして(笑)…それは「私たちは日本人だ」ということ。

私と妻は「日本人」であること、「信州人」であることに誇りを持っています。これは決して他の国の人や他の地域の人を蔑むからではなく、多様性というか個性を大事にしたい、それがまた他の人の存在を尊重することに繋がると考えるからです。

昔、時々娘が友達を真似て妻のことを「ママ」ど呼ぶと、妻は落ち着き払って「ウチには『ママ』なんて人はいません。ここは日本です」と平然と答えている姿に笑ったものです。

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