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鑑賞【きらきら星 変奏曲】

今回は鑑賞の授業実践です。

私の勤務先は、歌・歌唱・リコーダーなどが禁止だったため、今年は本当に授業の内容に悩まされました。

この授業実践が少しでも参考になればと思います。


私が普段鑑賞の授業をするときは、

どう比較させるかと言うことを意識しています。

ただ聴いて感想や思ったことを書くのも悪くないですが、比較をすることで、音楽の要素をより感じやすくなると思っています。

きらきら星変奏曲は、まさにそれを行うことができるので、教材として扱うことに挑戦しました。以下、実践になります。


今回は、ミライシードのオクリンクを用いて行いました。

鑑賞したのは、【主題・第2変奏・第5変奏】の3つです。

2時間で終わる想定で授業を行います。

どちらの変奏も、音の重なりや旋律の変化が聴き取りやすいと思ったので、この2つを選びました。

1時間目のめあては、

〈旋律の変化を聴き取り、絵や言葉で表現しよう〉と設定しました。

授業の初めに、変奏曲について簡単に説明をします。

その後、児童に星の絵を書いたカードを1枚作成してもらいます。

画像1

絵が下手ですいません・・・こんな感じです。

ここでの注意点は、メインは星であることを必ず伝えると言うことです。

ここがブレてしまうと授業が成り立ちません。

絵が描けたら、第2変奏を鑑賞します。

聴きながら、曲の変化を絵で表現します。

授業をしたクラスでは画像のような絵を描いている子がいました。

画像2

絵が描けたら新しいカードを作成し、理由を音楽の要素を踏まえて説明をします。

【例】音が強くなったような気がしたから。速く感じたから。など

同じような流れで、第5変奏を鑑賞します。

そうすると画像のように計5枚のカードが完成するので、提出ボックスに送ってもらい、最後に全体で共有します。1時間目はここまでです。

画像3

2時間目のめあては

〈きらきら星変奏曲の面白さを友達に伝えよう〉と設定しました。

私は、何かを書いてもらうときに相手意識を持たせることが多いです。

2時間目は、前回鑑賞したことを基に面白さを文章でまとめます。

三年生のある児童は、『この曲の面白さは、旋律がどんどん変わっていくことです。速くなったり遅くなったり、強くなったり弱くなったりします。お気に入りを探しながら聴くのも面白いです』のように記述をしていました。

今回は、めあてを友達に伝えるとしましたが、

〈自分のお気に入り探そう〉のようにシンプルでも良いかもしれません。



以上が今回の実践になります。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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