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【技術科教師旅】岐阜かかみがはら航空宇宙博物館

岐阜県各務原に行ってきた。内陸で交通のべんがよいとはとても言えない場所にも関わらず、日本の航空機産業の原点がここにはあります。
 
“かかみがはら航空宇宙博物館”


 
飛行機の成り立ちから運転の仕方まで、飛行機関連のことを歴史も踏まえて学べる総合的な飛行機の博物館です。屋外のYS-11やP2Jなどの実機を4機も展示し、室内も各務原の歴史から飛燕、飛鳥に至るまでの過程をわかりやすく展示していて、大変勉強になりました。
 
博物館に入ると各務原での航空機産業の始まりとなった、記念すべき飛行機、サルムソン2A2が展示されています。第一次大戦末期のフランスの主力偵察機で川崎造船がサルムソン社から製造権を取得して、国産化された機体です。
 


当時の航空機材料を見てビックリ、糸!!


木造の骨格に羽布(はふ)を貼り付けて、塗料を塗っていたようです。
 
三式戦闘機「飛燕」めっちゃかっこいい!!


1940年代、当時航空機は零戦に代表されるように、空冷エンジンが一般的でした。しかし、飛行速度と旋回性能を向上させるためには、日本で初めて液冷エンジンを搭載せたのがこの飛燕です。液冷にすることで、戦闘機前面がスマートな見た目になっています。
 
戦争自体は、もちろんあってはならないことですが、危機的状況の中で、急ピッチで技術力が向上しているのがわかります。
 
2階には、宇宙関連技術の展示がされています。精巧な模型で説明されていて、わかりやすいです。

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