【建築観察】環境を調整する

房総半島で見られるセンリョウ畑の囲い。センリョウは直射日光が当たると葉がやけてしまうため遮光が必要で、この一帯には竹と単菅パイプで作られた遮光ハウスが広がっている。竹を割って並べた壁・天井の遮光率は75%ほどで、内部空間は思いのほか明るい。屋根勾配はなく、竹の隙間からは雨が落ちるし、風通しもいい。光は遮り、それ以外の水や風は通過させる。

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