見出し画像

プラスチックを分解する細菌

プラスチックの一種である熱可塑性ポリウレタンは、携帯電話ケース、履物、自動車部品など広く使用されている。しかし、現在のところ、ポリウレタン類のリサイクルの流れは存在しないため、ほとんどは使用後に埋め立て廃棄物となるか、環境中に浸出する。

Nature Communications掲載の論文によると、プラスチック分解細菌の遺伝子操作して、ポリウレタンの製造に必要な高温に耐えられるようにしたところ、枯草菌の胞子は、ポリウレタンの加工温度である135℃でほぼ全て生存できるようになった。
そして、このポリウレタンを模擬環境で廃棄する実験で、ポリウレタンが堆肥中の特定の栄養素へ曝露されることが引き金となって、ポリウレタンの急速な生分解が起こった。

遺伝子操作ってこんな使い方ができるんだ!

『参考資料』

https://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/14894

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?