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冷蔵庫の省電力化


一昔前の冷蔵庫は、庫内が十分に冷えると電源を切り、温まると再び電源を入れるという制御を繰り返し、庫内を冷やしていた。しかし、この方式では電気の無駄が生まれてします。
この問題を解決するために考えられたのが、インバータ制御だ。インバータ制御では、電源である交流電流の周波数を変化させることで、モーターの回転数を制御します。インバータ制御により省電力性能が高まり、細かい温度設定が可能になりました。
しかし、インバータ制御は周波数しか変化させることができず、電圧は一定であるため、モーターの低速回転時には一部の電力が無駄になります。そこで、電圧を変化させて回転数をさらに効率よく制御するPAM制御(パルス電圧振幅変調制御方式)が登場しました。PAM制御は、低速回転時には電圧を下げ、高速回転時には電圧を上げることで、ハイパワーと省電力性を両立させることができるようになりました。
 


『参考資料』
https://www.jsrae.or.jp/annai/yougo/56.html
https://www.biccamera.com/bc/i/topics/osusume_refrigerator_300L/index.jsp

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