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突如起こった”ブロンズ病”

青銅は、古代から貨幣や像に使われてきました。青銅の表面は、緑青(ろくしょう)と呼ぶ青色のサビ が覆います。この緑青が青銅を数千年間、腐食から守ります。しかし、第二次世界大戦直後、大英博物館の青銅像に、突如としてボロボロに穴が開き始めました。これは、青銅が病気にかかったということで、「ブロンズ(青銅) 病」と呼ばれました。 原因は、戦争中に青銅像を木箱に入れて疎開させる際に、木箱に入れた緩衝材の木屑でした。木屑から発生した酢酸が青銅に付着して、青銅像に穴を開けていたのです。

『参考資料』

https://sot-web.com/column/patina/#:~:text=緑青は、真鍮や銅,のではないでしょうか?

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