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【技術史】ガガーリン、初の宇宙旅行

1961年、ついに人類は宇宙へと旅立ちました。それまでは犬や猿をテストとして宇宙に送っていましたが、機は熟したとばかりに、1960年代はじめ、ソ連とアメリカが初の有人宇宙飛行を競いました。


先手をとったのはソ連です。1961年4月12日、コロリョフが設計した「ボストーク1号」で、酸化剤の液体酸素と燃料(灯油)のものすごい化学エネルギーの上に乗って、ガガーリンはバイコヌール宇宙基地から旅立ちました。
一人乗りの小さな宇宙船「ボストーク」は地球周回軌道に到達し、打ち上げから108分間の宇宙旅行を体験します。大気圏突入のさい、瀕死の危機をむかえながらも帰還し、フルシチェフ書記長に出迎えられました。
ガガーリンの「地球は青かった」という名言は世界に知られました。盛大に祝賀パレードが行われ、ソ連の国威発揚は頂点に達しました。
ガガーリンによる初の有人宇宙飛行の成功を受けて、アメリカのケネディ大統領は1961年5月の議会で「10年以内に人間を月に着陸させ、安全に地球に帰還させる。」として、「簡単だからではなく困難だからだ」と有名な演説をしました。
 
『参考資料』
https://jp.rbth.com/history/83546-gagarin-uchuu-hikou
 

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