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2021年の振り返り

今年も濃密な一年だった…

会社は今年7月に3期目を迎え、その頃は「2022年12月までに社内メンバ100名達成できれば良いなー」なんて思っていたけど、年明け1月時点で86名(業務委託含む)になってしまった。
このペースだともしかすると来年の3月には達成できるか?というラインが見えてきたので、引き続きこの調子で突っ走っていければと思っている。

そもそもなんでそんなに人を集めているの?


シンプルに「案件があっても対応できるエンジニアがいないと機会損失が生じるから」。
では無作為に採用すればひたすらスケールできるのか?というとそうではなく、バランスを考慮しながら組み立てていかなければならない。

バランスを考慮した採用について


SES企業が顧客に提供できるバリューは「実務経験のあるエンジニアのリソースをお貸しすること」なので、実務経験を有したエンジニアを片っ端から採用すればビジネスとして成立する。
なぜなら、SES企業で就業経験のある方であれば、同じマーケットでビジネスをしている弊社もその枠を狙いにいけば良いからだ。
完全にそっちに振り切ってしまうのも一つの手だけど、例えば前職でテスターだった人に弊社でもテスト業務をお願いすると、その方の市場価値(=顧客に請求できる単価)は上がらない。
対応できる業務の幅が狭いと取りにいける案件の幅も狭まってしまうし、何より稼いでもらうことができなくなってしまうので、そもそもその人がテクニケーションに在籍するインセンティブも湧かなくなってしまう。
(そしてなにより、コロナがきっかけで大量に待機者が発生している会社を何社も観測してきたので、うちはそのリスクを取る気になれない…)

どうすれば社内の技術力を底上げできるか


実務未経験者がITの現場に参画するのが難しいのと同様に、テスターが製造メインの案件、インフラオペレータがNW/SV構築案件にステップアップするのも同様に難しい。
ただ、そのきっかけを会社が生み出すことは可能で、例えば自社の信用を利用するか、社内のベテランSEと体制でPJにアサインするという手がある。

前者はシンプルに顧客から信頼されていて「アサインの裁量はテクニケに任せるからあとはよろしくー」という状態であれば、さくっと新人をアサインすることができる。
その代わり、新人であっても顧客に一人月分の単価を請求することになるので、コスト分のバリューを提供できなければ信用の切り売りとなり、以後そういった枠は与えてくれなくなるので、慎重に検討する必要がある。

後者はSEクラスと若手の体制で参画し、SEが若手をフォローするというもの。
これはフォローするSEの負荷が高まるので、弊社では顧客への見積時にフォローする側のSEの単価が多くなるように調整し、給与に差をつけることで納得していただいている。

そして、いずれはフォローを受ける側の方が独り立ちし、他の若手にチャンスを与える側になってくれれば会社組織として健全なサイクルが回ると考えており、結果として会社の存続に繋がると確信している。

働く意味を明確にするための評価制度

誰しもが仕事や勉強が好きという訳ではなく、生活のために仕方なく頑張っている人が大多数なのは間違いない。
世の中楽しいことは無数にあるし、プライベートを充実させることは豊かな人生を送る上で非常に重要なことなので、仕事に全てを捧げて欲しいとも思わない。

ただし、顧客により多くの付加価値を提供するには個々人の技術力向上が不可欠。
なので、頑張ったらその分評価(=給与)に直結する仕組みを作れば良い。

まだ設立から2年2か月と歴史は浅いけど、入社時から現在までの間に単価が10万以上UPし、年収が100万近くUPした人もいるので、そういったモデルケースが増えると、「自分も頑張ろうかな」と思う人が増えてくるはず。

リスク(努力)は取らないけどそれ以上の対価が欲しいっていうのは基本的に成立しない方程式だと思っている。
なので誰かを特別扱いしたりはしないけど、頑張った人が報われないような仕組みにはしたくないので、今の弊社の仕組み(会社は利益を月10万確保、それ以外は給与と賞与で支給)は今後も変えることなく、ずっと維持していきたいと考えている。

2022年は…

会社として達成したいことは以下の通り。

①派遣免許の取得
②Pマークの取得
③ITS加入(申請中)
④体制で参画中の案件の割合を5:5まで増やす
 ※現在は体制:単体=37%:67%
⑤月5名以上コンスタントに採用

採用に拘ると宣伝広告費が掛かるから①の達成が遠退いてしまうんだけど、そもそも①がないとビジネスできないのか?というとそうではないので、会社の規模(メンバ数や売上)拡大を優先すべきと考えている。

僕個人としては、とうの昔に①~⑤全て達成している会社はごまんとあるし、上を見ればキリがないんだけど、正直弊社の先を行っている同業他社に対して嫉妬していて、負けたくないという思いが強い。
別にどこどこの会社と戦っているというわけではないんだけど、勝手にベンチマークして「ここの会社やるなー、負けてられぬ」と内心思っていたりするw

ただ、心の中でそう思うだけではうまくいかないので、今年は色々なことに手を出して検証する年だった。
ところが意外と成果に結びついてしまい、結果として当初想定していた2倍以上の速度でスケールできた感じ。
今後も色々試す中でうまくいくこと・いかないこともあると思うけれども、少なくとも現状維持のままでは衰退の一途を辿るのみなので、試行錯誤しながら継続することが大事なのかなぁと。
語弊があるかもしれないけれども、いま仕事が何よりも楽しく、ある種ゲームに取り憑かれるような状態なので、このモチベーションをキープできれば来年も飛躍できると確信しとります。

おわり

今年一年、どのような形であれ関わってくださった皆さまには大変感謝しております。
来年も何卒、よろしくお願いいたします!

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