「エンジニアにコーチングを行います」

TECH HOSPITALITYではエンジニアにコーチングとメンタリングを行います。コーチングは当面直近のプロジェクトを成功させるための導き、メンタリングは文字通りメンタル面のサポートをしていきます。

エンジニアは今目の前にある課題、プロジェクトをクリアしていくためにいくつかの壁を乗り越えていかなければなりません。この業界は新しく、スポーツ分野のコーチのような存在はなかなかいないので、誰かに技術面のアドバイスを求めるより自分で調べたほうが早いことが多いのです。インターネットのおかげでノウハウがネット上に集約されていることもあります。書籍では情報が古かったりします(ただし時代を超えた名著もたくさんあります)。

ここで重要な分かれ目になるのが、エンジニアが「自走できる」かどうかという点です。自走できるエンジニアというのは、未知の問題を自分で調べて自力で解決できる人のことです。ポイントは調べ方です。
いわゆる先天的な「ググり力」というのは、不思議なことにその人のプログラミングの適性や学力などとあまり相関が見られないのです。今のところ相関が見つからないので、とりあえず「センス」という言葉に逃げておきます(苦笑)。

TECH HOSPITALITYでは、プログラミングの基礎を身につけたのになかなか自力で問題解決できないエンジニアに対し、今のところ非常に原始的な「ググるワードを耳元でそっとささやく」という手法で成長の手助けをしております。
なんといってもTECH HOSPITALITYの売りは「自走できるエンジニアを育てる」ということなので、エンジニア自身に自力で解決できた!と思っていただくために頑張ります。お父さんは子供が自分の努力で自転車に乗れるようになったと思ってもらうために、必死になって後ろから補助しながら追いかけていきます。子供が自力で走れた!と思った時には少し離れた後ろの方でお父さんがゼイゼイ息を切らしているわけです。

エンジニアは適切なワードでググった結果を必死に調べることによって成長を実感できます。この業界ですと英語ページしかヒットしない場合もあります。検索結果の良し悪しを判断できるようになり、問題をクリアしていく経験を何度かしていくうちにググり力が自然に身についていき、自走できるようになります。

先ほど書籍の話題に触れましたが、時代を超えた名著のタイトルをそれとなくほのめかすのも大事なお父さんの仕事です。ここでもあくまでも候補の本から選択して買ってくるのはエンジニア自身です。自分で選んで買ってきたという体験がとても大切なのです。もちろん買った本が失敗だった、自分には合わなかった、ということもあるかもしれません。でもその体験も含めて、問題解決のプロセスということができます。

次回がいよいよ、お父さんの大事な大事な役割、「メンタリング」となります。


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