IoTのビジネスへの活用例

本記事では、IoTのビジネスへの活用例を箇条書きで紹介する。

「プロセス効率化」「使用量に応じた課金」「保守管理」「詳細な情報提供によるサービス拡張」という4つの観点でカテゴライズされている。

全体的な印象としては、ヘルスケアへの応用が特に進んでいる。


IoTのビジネスへの活用例一覧

①プロセス最適化
⇒効率化・生産性向上・コスト削減

・MaaS
⇒全ての交通手段をまとめて1つのサービスとしてまとめて利用可能

・ウーバー
⇒スマホアプリとGPSを利用。タクシーの車種や現在地、空車状況をリアルタイムでクラウド上に収集。利用者のリクエストとGPSによる位置情報をマッチングすることで、無駄を最小限に抑えた配車システムを実現。

・スマートホテル
⇒入退室・施錠・チェックインアウトを自動化、室内設備の集中制御、AIコンシェルジュ

・変なほてるbyHIS
世界初のロボットホテルとしてギネス登録。人間をゼロにし、全てロボットが行うことで大幅な人件費削減。人間がいなく、全てロボットという特殊空間が人気を博し、高い集客力を誇っている。

・&AND HOSTEL
⇒飲食サービスをなくすことで、従業員を1~2人に減らした。

・スマートコンタクトレンズ
⇒目に装着するだけで視界に情報を映し出す

・養殖×IoT
⇒コントロールできない自然を相手にする第一次産業は、長年経験者の熟練の勘に頼ってきた。しかし、IoTを利用すれば、漁場や養殖場の気象、水温、酵素、塩分、濃度、海流といった海洋情報の習得。水中カメラの映像などを現地に行かなくても確認可能。
ビッグデータを解析し、効率的な漁業を展開。
出荷する魚の選別は漁師の手作業だったが、IoTとAIによって自動選別してくれる。

・IoTおもてなしクラウド
⇒IoTを活用して訪日外国人のスムーズな移動、観光、買い物をサポート

・スマートゴミ箱
⇒ゴミの可視化によるごみ収集の最適化。


➁使用量に応じた課金
⇒サーバー構築などの設備投資コストが不要で、使う分だけコストがかかる。


・スマートスピーカー⇒ビジネスシーンに取り入れ、会議を自動記録したり、翻訳機として利用するというもの。サブスクリプションモデルなので初期投資が低い。

➂保守管理
⇒スピーディーな管理や故障サポート等

・スマートマット
⇒倉庫の下に敷く。残量通知⇒自動発注。重量気にWi-Fi搭載しただけのマット。手軽なIoTの導入

・スマートポット
⇒高齢者のポット使用状況が家族に伝わる。

・ペットケアモニター
⇒ペットの排尿・睡眠状況をセンサーが把握し、スマホ等遠隔で管理可能。

・スマートプレート
⇒何をどれほどのスピードでどれくらい食べているかわかる。医療健康管理に活用。

・トイレ×IoT
⇒待ち時間を減らす。センサーでドアの開閉状況を把握し、使用状況を可視化。床に重量センサーを取り入れて大まかな待ち人数を把握。清掃作業の効率化。つまりや故障が起きた時にいち早く対応可能。

④詳細な情報提供によるサービス拡張
⇒ビッグデータを分析し、より良い機能の企画・提供

・スマート冷蔵庫
⇒冷蔵庫の中身をスマホで確認、食材の自動発注、栄養摂取状況を把握し、レシピをリコメンド

・ヘルスケアデバイス
⇒アップルウォッチ等で健康状態を常時モニタリング、高齢者・病気者の状況(睡眠、脈拍等)を家族が把握。おむつへのセンサー、家電と連携して使用状況把握。スマート衣服で体温管理。リストバンド。ベッドで睡眠状況把握。

・エアビー
⇒サービス自体は貸し手と売り手のマッチングにすぎないが、収集した膨大なビッグデータを基にAIを使って需要予測や、適切な宿泊料の算出等が出来る。

・スマートミラー
⇒美容ヘルスケア。鏡の前に座るだけで肌状況と健康状況を分析し、最適な商品やスキンケア方法を提示してくれる。パナソニックとコーセーが開発。

・ビッグデータ×IoT×AI×回転ずし
⇒スシロー。さらにICチップ導入。客の食事を見える化した。季節や天候などを踏まえて高精度な需要予測をし、廃棄率が100皿中1皿まで現減少。

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