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人類にとって「推し」とは何なのか

書名 :人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた
出版社:サンマーク出版
著者 :横川良明
発行日: 2021年1月6日
読了日:2024年1月5日
ページ数:254ページ

推しについて、ここまで面白く、楽しく可笑しく言語化できるとは!
非常に面白かったです。何度共感したかわからない。

「自分が推しているつもりが、気づいたら自分を推してくれている。それが、推しなんじゃないかと思います」

人類にとって推しとは何なのか

この本の著者は、ある男性俳優の熱烈なファンであり、その情熱が随所に溢れています。俳優への愛情が強烈で、まるでページから溢れ出すかのようです。

また、男性が他の男性を支持することに対する社会的な偏見や苦悩についても触れられています。現代社会ではダイバーシティがより受け入れられてきているものの、まだこのような偏見が存在することに対して、私は人々が他人の好みに口出しするべきではないと考えています。

私の場合、お気に入りのアーティストはシンガーソングライターの「milet」さんです。彼女は過去4年間、毎年紅白歌合戦に出場しており、彼女の名前や曲を知っている方も多いかと思います。しかし、同世代の他の歌手に比べると、メディアへの露出にも関わらず、彼女の知名度はまだ高くないと感じます。

昨年、私は彼女のすべての単独ライブに参加しました。
武道館での2日間の公演
ファンクラブ限定ライブ3日間、そして
全国ホールツアーの19公演が含まれます。

これらのライブ体験については、別のノートでも詳しく書いています。

miletさんのファンとして、この本には多くの点で共感できました。
推しの存在によって感じる幸せを再認識しています。

仕事のために人生があるんじゃなくて、人生があって
その中の一部として仕事がある

人類にとって推しとは何なのか

この一文にもすごく共感できたところが多いです。
推しに使える時間よりも、仕事や学業の方が圧倒的に多いので
人生を俯瞰してみると、仕事・学業の中の余暇としての推しの時間となります。でも、やっぱり、仕事・学業だけがメインだと面白くないです。

以下、本書で響いたワードです。

  • この人のために何かをしたいと思ったら、それは推しの始まり

  • 「推しが見てるで」は最強のキラーフレーズ

  • いろんな「予定」の積み重ねが、僕を延命させてくれる

  • 推しが評価されたら自分のこと以上に泣ける

  • オタクたるもの、推しを困らせてはいけない

  • 殺伐とした現実の中で感じるオタク友達の優しさ

<オタクが現場に惹かれる3つの精神>
・推しに圧倒されたいというひそかなマゾ精神
・推しの成長を見届けたいという保護者参観精神
・オタクが現場に行かないと推しが生活できないという貢ぎ精神
<推しが売れるよりも大切なこと>
・この仕事は推しの合意形成がとれているか
・推しが心身ともにヘルシーな状態をキープできているか
・ちゃんと事務所と将来のビジョンを共有しながら仕事ができているか

人類にとって推しとは何なのか

2024年も私の推しである「milet」さんと
そのファンの仲間である「miles」さんと
楽しい1年にしていきたいと思います!


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