医療AI系のサマースクール(2024年)

今回は3月末まで募集されていて、今からでも申し込みが間にあう医療AI系のサマースクールを2つ紹介します。

1つは一般的な医療画像を対象としたAI開発で、もう一方は手術ロボットや手術を補助するための機能をもったものが対象です。

日本国内でも、まだまだ医療AIについてきちんと学べる場というのは少ないと思います。そのため、学びたいがなかなかその機会がない人にとっては、こういったサマースクールは短期間で世界トップレベルの人たちから集中的に学ぶことができるのでかなりおすすめです。

また、ほかの参加者も世界中から集まってきた優秀な人たちばかりであることが多いので、仲良くなっておくと今後ほかの医療AI系の学会やイベントで会う楽しみが増えると思います。

Summer school on deep learning for medical imaging(2024, 5th Edition)

Webサイト
応募締め切り: 2024年3月24日
サマースクール日程: 2024年7月8-12日、モントリオール(カナダ)

こちらは医療画像を対象としたディープラーニング(AI開発)について学べるものです。

プログラムを見る限り、機械学習(ディープラーニング)のかなり初歩的なものから始まって最近のものまで教えてくれるものとなっているようです。そのため、医療AI初心者であってもこのサマースクールだけでかなりフォローアップすることができるのではないでしょうか。

ただ、注意点としては、ノートPCをもっていく必要があることとPythonの基礎がわかっていないといけないことでしょうか。
Pythonの基礎についてはあまり難しく考える必要はなくて、listやdict、for文やif文、numpyやpandasとか初心者入門で扱われるようなものがわかっていれば大丈夫じゃないかなと思います。

UCL Medical Image Computing Summer School (MedICSS)

Webサイト
応募締め切り: 2024年3月31日
サマースクール日程: 2024年7月1-5日、ロンドン(イギリス)

こちらはかなり実践的な内容になっていて、参加者も修士以上を想定しているようです。

プログラムについても、医療AIについて基礎から教えるというよりは各教員が自分の専門分野について話す感じに見えます。

また、こちらのサマースクールではグループに分かれて行うプロジェクトが設定されており、興味があるプロジェクトがあるのかどうかも事前に確認されるといいと思います。一見したところ、手術関係ばかりでなくSegmentation&Registration、De-noisingなど一般的な医療画像AIっぽい内容もあるようです。

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