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Superdry

不思議なお店、Superdry

海外の方から見たら、日本人が着ているTシャツに改定ある英語が、妙なものだと感じることも多いと聞く。
私は殆ど無地のものを着るので、あまりそれを感じることはないが、書いてある文言に不思議なものが多いのはわかる。

それと同じ感覚だが、日本人から見ると、もはや奇妙と言うよりは爆笑せざるを得ない、海外の有名アパレルブランドがある。
Superdry、ご存知だろうか。

アサヒのビールではない。
れっきとしたアパレルだ。
トップの写真は、ロンドンど真ん中にある、Superdryのお店。

初めて見た時はとてもびっくりしたが、ロンドナー(*1)にはとても馴染みのものらしい。
それどころか、クールな製品らしい。

この場合のクール、どう解釈したら良いのだろうか。
私は普通に背筋が寒くなったし、腹筋のピクつきを堪えるのに必死だった。

会社の同僚に言われた、衝撃の一言

Superdryについては、私は個人的に非常に面白い話を聞いた。
会社の同僚が、出張で日本に行ったらしい。

彼はイギリス人、どちらかと言えば陽気でスタイリッシュだ。
日本人が見たら、ザ・欧米人に見える。

彼は流行やブランドが大好きだ。
だから、日本でSuperdryのクールさをアピールしたらしい。

何をしたか?
Superdryの製品を上から下まで身に纏って、銀座の街を闊歩したらしい。
特に、目玉はジャケット。
背中にデカデカと”Superdry 極度乾燥(しなさい)”と書いてある。

彼としてはスーパークールなアパレルを着て、日本の銀座を歩く。
そりゃ、格好良いと思ったのだろう。
だが、周りの日本人のリアクションが期待と正反対だったらしい。

すれ違う人が、次から次へと振り返り、彼を見ては笑いを噛み殺すらしいのだ。
何故、日本人は私を笑うのか?こんなクールな服で銀座を歩いているのに?
私はその彼に質問された。

どう説明しろと?(笑) そりゃ、笑うでしょうよ。
でも、この感覚を英語できちんとイギリス人に説明する事が上手くできなかった。
これが文化的な背景か、と思う。

相互理解、本当に難しいものだ。
英語のプリントに違和感を覚える、と言うのは、こう言う感覚なのだろう。
今思い出しても、本当に笑える。

銀座の真ん中で、Superdryを着て格好をつけているイギリス人。
最高だと思わないか?

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