読んだ本の感想「井口可奈:離婚エッセイ」

もはや虜になってしまっている井口可奈(@yokaikinoko)の「離婚エッセイ」
恐らく当分この本を超えるものは自分の中で出てこないと思う。
溢れ出る気持ちを抑えきれず三日目。
一旦全部吐き出して頭をすっきりさせます。一旦日常に戻ります。

読んでない人は読んでね。

語彙力がないので先に言っておきます。
ネガティブな感想ではないです。不快になった方がいたら削除します。


日曜日に買ってからずっと頭から抜け出せなくて悶々としている。
すごく悲しくて、わからなくて、3人称視点で読めなかった(エッセイなのに)

人間関係とはものすごく難しいもので、著者の揺れ動く心というのが伝わってくる。
読めば読むほど、この時点ではこう思っていたけどこの時点ではこう思っているみたいなのがあって、
もどかしさというかなんというか
自分(私)だったらこうするかな、みたいなのを思ったりもするし、そうしようとしている場面もあるんだけど
やっぱり違うのかもと、揺れ動く著者の感情に自分も読んで揺れ動かされてる。

愛とか情とか好きとかなんだっけ?というのがこのエッセイの本質だと思うのだけれども
答えは出てないし出せない(本人じゃないから当然なのだけれども)

私は恋愛経験とか交友関係というのにコンプレックスみたいなのがあり、結婚して既婚者になることで
コンプレックスが解消されるものだと思っていた。
でもその考えが否定された気がした。
いや、このエッセイが私の人生の答えというか常識というか、そんなはずでないんだけど。


内容にはいると
愛人を作った元夫さんは酷いと思った。それを受け流したようで流せていない著者に辛くなった。
離婚してなお、やっぱり縁は切れずに何か依存しているような関係で、まだ好きかもしれないという著者に
なにか嫌な気持ちにもなった。
いつか著者が今度は愛人のような立場になってしまうんじゃと心配もした。


いや、全然著者のことも元夫のこともわかってないし、何を望んで何が嫌とか意味わかんない。

でも決して失望とか見限るとかではなく、今後とも応援したいと思ったし、何かうまいかたちになってほしいと思った。

いち読者がなにを言っているのか。
他人のエッセイに感情移入しすぎてる。

読んだことを後悔もした。でも読み返してしまいまた悲しくなった。
なんなんだ。
面白いというか心に響きまくってるんだろうな。


愛ってなんなんだろうか、あれもこれもどれも愛なのだろうか。


たぶん「離婚エッセイ」を読んで言いたいことは書いたと思う。
数年後はまた違う感想をもつと思う。それまでは。

一旦日常に戻ります。


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