【天皇賞春】

今年も阪神芝3200mで開催される。
昨年は

1着 ①ワールドプレミア 菊花賞馬 58㎏経験なし
2着 ⑫ディープポンド 前走阪神大賞典1着 58㎏経験なし
3着 ③カレンブーケドール オークス、秋華賞、JC2着 58㎏経験なし

で決着した。

京都開催の前9年の勝ち馬を列挙すると、

2012 ビートブラック 菊花賞3着 58㎏経験あり
2013 フェノーメノ ダービー、秋天2着 58㎏経験なし
2014 フェノーメノ 前年覇者 58㎏経験あり
2015 ゴールドシップ 菊花賞含むGⅠ5勝 58㎏経験あり
2016 キタサンブラック 菊花賞馬 58㎏経験なし
2017 キタサンブラック 前年覇者 58㎏経験あり
2018 レインボーライン 菊花賞3着 58㎏経験あり
2019 フィエールマン 菊花賞馬 58㎏経験なし
2020 フィエールマン 前年覇者 58㎏経験あり

勝ち馬9頭中6頭が過去に58㎏を背負った経験があった馬。
天皇賞春は定量戦で一律58㎏(牝馬は2㎏減)を背負うが、同斤量のGⅠは他に安田記念、宝塚記念、そして天皇賞秋の計4レースしかない。
それだけの斤量を背負って長丁場のレースを制するには、裏付けになる実績が必須で、58㎏を経験して勝った6頭にはすべて長距離GⅠで好走実績があった点に注目(目安は菊花賞または春天で3着内)。
圧倒的人気のオルフェーヴルが惨敗した2012年に14人気で大穴をあけたビートブラックも菊花賞3着があり、前年の同レースで58㎏を経験していた。
なお、58㎏経験は必要だが、そこで勝ち負けになる必要はない。

一方、58㎏経験がなかった3頭中2頭は菊花賞馬
ちなみに、阪神開催の昨年優勝馬ワールドプレミアも過去に58㎏の経験がなかったが、菊花賞馬という実績がそれを補完していた。
唯一の例外は2013年に4歳だったフェノーメノだが、3歳時の秋天で古馬相手に2着があった。
3歳秋の早い時期にGⅠで古馬相手に勝ち負けできるのは実力の証で、斤量+長距離実績の不足を補って余りあるとみたい(なお、フェノーメノは翌年も連覇を果たしている)。

以上を踏まえて、今年の春天の本命馬。

◎ ⑯タイトルホルダー


本命はタイトルホルダー。

まず、今年の出走メンバーを列挙する。
※○✖印は58㎏(牝馬は2㎏減)経験の有無

1枠1番 アイアンバローズ ✖
1枠2番 ハーツイストワール ✖
2枠3番 ディバインフォース ○
2枠4番 ユーキャンスマイル ○ 菊3着
3枠5番 マカオンドール ✖
3枠6番 メロディーレーン ○
4枠7番 テーオーロイヤル ✖
4枠8番 クレッシェンドラヴ ○
5枠9番 ヒートオンビート ✖
5枠10番 トーセンカンビーナ ○
6枠11番 マイネルファンロン ✖
6枠12番 ハヤヤッコ ○
7枠13番 ロバートソンキー ✖
7枠14番 ヴァルコス ✖
7枠15番 タガノディアマンテ ✖
8枠16番 タイトルホルダー ✖ 菊花賞馬
8枠17番 シルヴァーソニック ✖
8枠18番 ディープポンド ○ 前年2着

過去に58㎏(牝馬は56㎏)の経験があるのは7頭、長距離GⅠ好走歴があるのは3頭。
そうなると、優勝候補は3頭に絞られる。

ユーキャンスマイル
タイトルホルダー
ディープポンド

ユーキャンスマイルとディープポンドには長距離GⅠでの好走実績があり、58㎏の経験もある。
そうなるとこの馬の2択...…と言いたくなるが、それを逆転するのがメンバー中唯一のGⅠ馬、菊花賞馬タイトルホルダーとみている。
先程、斤量経験がない馬は過去の長距離GⅠ実績がそれを補完すると書いた。
今年と同じ舞台だった昨年の同レースを制したワールドプレミアは57㎏までの経験しかなかったが、2年前の菊花賞馬という実績がそれをカバー。
今年のメンバーで同じパターンに該当するのがタイトルホルダーだ。

菊花賞もさることながら、特筆なのは2走前の有馬記念。
大外枠という中山芝2500mでは圧倒的不利な条件で2番手から直線抜け出し、ゴール前200m地点まで先頭だった。
5着に敗れたとはいえ勝ち馬からはコンマ5差に粘っており、改めて負けて強しの印象を持った。
前走の日経賞を叩いての臨戦で調子が上昇したとなれば、人気のディープポンドを逆転するのではと期待する。

阪神芝3200mは最初外回りだが、2週目は小回りを使用する特殊なコース。
そうなると、小回りをこなせる操縦性が求められる。
右回りコースは(4-1-0-1-1-1)で、唯一の掲示板外が中山芝2200m外回りコースのセントライト記念なので、小回りコースに限定すると(4-1-0-1-1-0)とオール掲示板
皐月賞でも2番手から途中先頭に抜け出し、結果的に2着に粘っている。
決め手勝負になりがちな大箱なら疑問視できるが、今回の舞台なら太刀打ちできるのではとみる。

安定性、軸という面では人気のディープポンドの方だろうが、大舞台となると勝ち切れないきらいがある。
ならば、単勝妙味のあるタイトルの方を取りたい。

馬券はタイトルホルダーの単勝と複勝一本で勝負する。


※17:10追記

会心のレース^▽^v

単勝4.9倍🎯
複勝1.8倍🎯


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