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札幌の寒さ対策を学んだ

結論:なるべく地上に出ず、暖かい室内にこもる。


2024年1月20日は大寒

大寒は、1年で最も寒い頃です。寒い地域の寒さ対策を学べば、寒い日を乗り越えられると考えました。今回は、札幌市を散策して冬の乗り越え方を学びました。

冬至より大寒が1ヶ月程度遅れている理由

冬至を境に、昼は長くなります。しかし、冬至から1ヶ月遅れて、寒さのピークがやって来ます。冬至のとき、日照時間も短く、正午に上がる太陽の高さも低いため、太陽から受け取るエネルギーが最も少なくなります。冬至を境に、日照時間は長くなり、正午までに上がる太陽の位置は高くなり、太陽から出るエネルギーは増えていきます。

しかし、1月末辺りが最も寒い理由は、地球の7割を覆っている海が原因と考えられています。水は、冷めにくく温まりにくい性質があります。夏に温められた熱が貯まっています。夏に蓄積された熱が抜けて冷たくなるときに、最も寒くなります。

札幌、本州内陸部の冬の寒さのちがい

札幌市の朝晩の冷え込みは北海道の中では弱いです。長野県より朝晩は暖かいときがあります。札幌市は内陸都市です。しかし、日本海が最短距離400m程度で近いこと、都市化によるヒートアイランド現象、温暖化の影響により、-10℃を下回ることが減りました。

しかし、札幌市は日本海側にあり、ユーラシア大陸からやってくる冬の湿った季節風の影響で雲が広がるため、気温が上がりません。真冬日は1991年~2020年の30年間で平均43日観測され、特に1月後半~2月は連日真冬日です。

一方、長野県は内陸部にあり、特に中南部は乾いた季節風が吹き、晴れが多く、昼は暖かいです。そのため、平均気温が長野県より低くなります。

さらに、札幌市は降雪量が多く、最大1m程度積もります。歩道は雪で埋まり、自転車の通行は困難になります。ソリで子どもたちの送迎をしていたこともあったそうです。都市部の豪雪地帯は世界規模で見ても珍しいです。滑りにくい靴底をもつ冬用の靴を用意することを用意することもオススメします。

札幌の寒さ対策

北海道の家は暖かい

北海道の家は、断熱と気密性を高めるため、二重扉の構造になっており、壁が厚いです。一つの暖房器具だけで温まります。真夏のような家庭もありました。しかし、現在は、燃料費の値上がりなどで節約を意識し、設定温度を20℃程度に下げられたりしています。

一方、本州の家は高温多湿な夏を意識しているため、風通しをよくしており、冬は寒く感じます。特に内陸部では、朝晩、寒く感じます。長野県の冬の朝は、暖房器具をなにもつけないで寝ると、冷蔵庫のような寒さに包まれます。寝るときは電気毛布が欠かせません。

札幌駅からすすきのへつながる地下街

札幌市は、札幌駅~すすきの間で地下街が整備されています。1972年に開催された札幌オリンピックをきっかけに、交通渋滞の緩和、観客、選手の移動手段として、地下鉄が建設され、そのときに地下街も整備されました。
地下街を通るだけで札幌駅から市営地下鉄のターミナル駅、大通駅を経由して、すすきのまで、外を出ずに行くことができます。JRタワーからさっぽろテレビ塔、大通公園も一度も地上に出ずに行くことができます。

地下街に住むインコ

札幌駅~すすきの間1900mを結び、直線距離では札幌の地下街が日本一長いです。地下はショッピングモールのような雰囲気で、グルメ、ファッション、お土産が揃い、1日過ごせます。

身体を温めるグルメを食べる

札幌ラーメン

すすきのFUJIの味噌ラーメン

札幌ラーメンは、ラード(豚の脂)ののった濃厚な味噌ラーメン。しかし、味噌ラーメンが誕生する前は、醤油ラーメンがメインでした。

味噌汁に麺を入れたことがルーツです。麺に合う味噌汁を試行錯誤して他の上司ました。ラーメンの表面にラードをのせることにより、フタの代わりをして冷めにくくなります。ラードをのせる文化は、中国東北地方の発祥の寒さをしのぐ知恵。生姜なども含まれており、身体を温めます。

スープカレー

1971年、札幌市の喫茶店「アジャンタインドカリ店」で誕生した薬膳カリィが、スープカレーの原型です。当時の店主の父の体調を気遣って誕生しました。

スープカレーは独自に調合したスパイス、さらさらのスープの中に、大きくカットされた具材がゴロっと入っていました。栄養バランスもよく、ヒリヒリではなく、ジワジワ後からくる辛さにより身体が温まります。

冬を楽しむイベント

さっぽろ雪まつり

1950年、さっぽろ雪まつりは、毎年2月上旬、巨大な雪像がシンボルです。細部までリアリティを極めた雪像は圧巻です。

しかし、近年の温暖化の影響により、開催中に溶け出したり、雪を内陸部から持ち込まないと足りないときもあります。

札幌雪まつりは、10年ほど前に行きました。気仙沼市にある氷の水族館のように氷に閉じ込めた魚もいました。しかし、当時の写真が残っていません。

今回は、札幌で寒さ対策を学びました。特に天気の悪い日、冷え込む日は、むやみに地上に出ず、暖かい屋内で過ごすことや温かい食べ物で身体を暖めることも必要だと考えさせられました。

屋外に出なければならないときもあります。最近は、ヒーター入りのジャケットなど、科学的な防寒もあります。なるべく露出している面積を減らすなど、自分なりに防寒も大切です。

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