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新潟の日本酒はなぜ美味しい?

結論:自然環境、人の技術が合わさって美味しくなる

越後湯沢駅では、ジャンボおにぎりを食べただけてはなく、酒風呂にも浸かりました。越後湯沢駅に行って思いました。「新潟県は米どころだから日本酒も美味しいのではないか?」
今回は、新潟県の日本酒が美味しい理由についてまとめました。

ぽんしゅ館

上越新幹線が停車する越後湯沢駅、長岡駅、新潟駅には、ぽんしゅ館があります。(燕三条駅には、ぽんしゅ館ではなく、燕三条WINGがあります。)ぽんしゅ館には、新潟県内で作られたお米、日本酒が集まります。新潟駅では、新潟県にある93酒造の地酒の利き酒ができます。越後湯沢駅には、酒風呂、爆弾おにぎりもあります。お酒、お米だけではなく、醤油、味噌など新潟県で造られた発酵食品も集まります。どれもお土産にぴったりです。

越後湯沢駅にある酒風呂

越後湯沢駅のぽんじゅ館にあります。8人で埋まるほど、こじんまりとした銭湯でした。弱アルカリ性の温泉の中に日本酒を入れています。シャンプー、ボディソープ付で800円(小学生400円)とお手頃な値段で楽しめます。タオルも200円払うと借りることができます。子どもや運転される方、お酒に弱い方でも安心して入浴できるように配慮したためか、日本酒がほのかに香る程度に抑えられています。ぬるめで長い時間入りたくなってしまいます。湯船からあがり、10分ほど経っても、ポカポカ感じました。

ぽんしゅ館

営業時間 9:30〜19:00
定休日    不定休
アクセス 越後湯沢駅構内

新潟県の日本酒の特徴は、水のようにキレが良く、飲んだあとの香りが豊かであると言われています。2023年の日本酒コンクールでは、2銘柄がプラチナ賞、5銘柄が金賞を受賞しています。フランス、アメリカなど世界各国でも人気です。

日本酒はなぜ美味しい?

原料となる米は、デンプン質が多く、粘り気がないものが理想。粘り気の正体が、アミノペクチン。インディカ米のように、炊くとパラパラになるお米が好まれます。デンプン質を多くし、発酵時、麹菌の働きを活発にさせます。新潟県は、酒用の品種として五百万石という大粒の品種を開発しました。

気候

新潟県は、日本有数の豪雪地帯。越後山脈など山々に積もった雪が春になると解けます。新潟県の地質は、花崗岩が中心です。花崗岩がフィルターのような役割を果たし、水がろ過されると同時に、花崗岩からミネラル分が染み出し、溶け込むことにより、硬水となります。そのため、キレの良い日本酒になる傾向が見られます。一方、ミネラル分の少ない軟水を使用するとまろやかになる傾向があるらしいです
さらに、雪の中で熟成させることによって安定した温度を保つことができ、じっくり発酵されます。

技術

越後杜氏といわれる日本酒作りのスペシャリストかいること。越後杜氏は、江戸時代、冬の閑散期に酒造りをやっていた農民が元になっています。熟練された技術をもち、長年の経験と勘により、良質な味わいを引き出します。

このように、新潟県の日本酒は、お米、気候、技術が集まり、美味しい日本酒ができます。
酒蔵巡りをしても楽しいです。お気に入りの日本酒を新潟駅のぽんしゅ館で見つけることもオススメです。

参考文献

新潟物知りガイドブックには、変わった日本酒について書かれています。日本酒だけではなく、新潟県について気になる方は、ぜひお読みください。

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